アル・ファルーク・アミヌ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/13 02:26 UTC 版)
![]()
ポートランド・トレイルブレイザーズでのアミヌ
(2019年) |
|||||||||||||||
基本情報 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国籍 | ![]() ![]() |
||||||||||||||
生年月日 | 1990年9月21日(34歳) | ||||||||||||||
出身地 | ![]() |
||||||||||||||
身長 | 203cm (6 ft 8 in) | ||||||||||||||
体重 | 100kg (220 lb) | ||||||||||||||
ウィングスパン | 218cm (7 ft 2 in) | ||||||||||||||
キャリア情報 | |||||||||||||||
高校 | ノークロス高等学校 | ||||||||||||||
大学 | ウェイクフォレスト大学 | ||||||||||||||
NBAドラフト | 2010年 / 1巡目 / 全体8位[1] | ||||||||||||||
ロサンゼルス・クリッパーズから指名
|
|||||||||||||||
プロ選手期間 | 2010年–2021年 | ||||||||||||||
ポジション | SF / PF | ||||||||||||||
背番号歴 | 3, 0, 8, 7, 2, 5 | ||||||||||||||
経歴 | |||||||||||||||
2010–2011 | ロサンゼルス・クリッパーズ | ||||||||||||||
2011–2014 | ニューオーリンズ・ホーネッツ/ペリカンズ | ||||||||||||||
2014–2015 | ダラス・マーベリックス | ||||||||||||||
2015–2019 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | ||||||||||||||
2019–2021 | オーランド・マジック | ||||||||||||||
2021 | シカゴ・ブルズ | ||||||||||||||
受賞歴 | |||||||||||||||
|
|||||||||||||||
Stats Basketball-Reference.com
|
|||||||||||||||
代表歴 | |||||||||||||||
キャップ | ![]() |
||||||||||||||
|
アル=ファルーク・アジャディ・アミヌ(Al-Farouq Ajadi Aminu, 1990年9月21日 - )は、アメリカ合衆国・ジョージア州アトランタ出身のプロバスケットボール選手。現役時代のポジションはスモールフォワードまたはパワーフォワード。元ナイジェリア代表。
学生時代
2005年、アミヌは高校を転校したため、2年次に公式戦でプレーすることができなかった[1]。翌シーズンアミヌは1試合平均13.7得点、9.5リバウンドをあげて、ガニ・ラワルと共にチームを引っ張り、30勝3敗の成績をあげて全米12位に高校をランクさせた。さらに翌年は平均23.1得点、11.2リバウンドをあげて、チームは29勝2敗、全米6位にランクされた。アミヌは、ミルウォーキーのBMOハリス・ブラッドリー・センターで行われたマクドナルド・オール・アメリカンゲームに出場、その後ジュニアアメリカ代表に選ばれたアミヌはナイキ・フープ・サミットで世界選抜と対戦、ジョーダン・クラシック・ゲームでは13得点12リバウンドの活躍を見せた[2]。
2008年、アミヌは全米の各大学から注目を浴びる存在になった。Rivals.comは7位に[2]、Scout.comは13位にアミヌを評価した[3]。
高校卒業後ウェイクフォレスト大学に進学し、1年生時に10回ダブル・ダブルを記録、1年生選手として得点ではカンファレンス2位の13.0得点、リバウンドでは1年生トップ、カンファレンスでも6位となる1試合あたり8.3リバウンドをマークし、ACCのオールフレッシュマンチームに選出された。この年アミヌは週間最優秀フレッシュマンに5度選ばれたが、これはウェイクフォレスト大学の選手としてはロドニー・ロジャース、クリス・ポールに並ぶタイ記録であった[4]。2年次には同大学選手としては1997年にティム・ダンカンが記録して以来となる20リバウンドをあげた試合もあった[4]。シーズン終了後、2010年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明した[4]。
NBAキャリア
ロサンゼルス・クリッパーズ
2010年のNBAドラフトにて1巡目全体8位でロサンゼルス・クリッパーズから指名された。
ニューオーリンズ・ホーネッツ / ペリカンズ
2011年12月14日にクリス・ポール、将来の2つのドラフト2巡目指名権とのトレードで、クリス・ケイマン、エリック・ゴードン、2012年のドラフト1巡目指名権と共にニューオーリンズ・ホーネッツへ移籍した[5]。
ダラス・マーベリックス
2014年6月29日にダラス・マーベリックスと契約を結んだ[6]。2015年2月20日のヒューストン・ロケッツ戦でシーズンハイとなる17得点、12リバウンドを記録した[7]。
ポートランド・トレイルブレイザーズ
2015年7月1日、ポートランド・トレイルブレイザーズと4年3000万ドルで契約した[8]。
移籍1年目となった2015-2016年シーズンでは全試合スターターとして出場し、プレーオフ1回戦のクリッパーズ戦では30得点10リバウンドを記録するなどブレイザーズ躍進に大きく貢献し、自己最高の成績を残した。
2016-2017年シーズンはベンチからのプレーが増え前年より3ポイント成功率が大きく下がり、前年を下回る成績となった。2017年2月9日のボストン・セルティックス戦ではキャリアハイの26得点をマークした。[9]
オーランド・マジック
2019年7月6日に、オーランド・マジックと契約した[10]。2019年12月1日、オーランドマジックは、アミヌが右膝の半月板損傷を患い、無期限休場することを発表した[11]。
シカゴ・ブルズ
2021年3月25日、ニコラ・ブーチェビッチと共に、ウェンデル・カーター・ジュニア、オット・ポーター、および2つの将来の第1ラウンドのピックと引き換えにシカゴ・ブルズにトレードされた[12]。
2021年8月11日、デマー・デローザンのサイン・アンド・トレードの一環として、サディアス・ヤングとドラフトピックと共にサンアントニオ・スパーズに放出され[13]、10月18日に契約解除された[14]。
2021年12月25日にボストン・セルティックスと10日間契約を結んだが[15]、試合出場の機会はなかった。
個人成績
略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
リーグリーダー |
NBA
レギュラーシーズン
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010–11 | LAC | 81 | 14 | 17.9 | .394 | .315 | .773 | 3.3 | .7 | .7 | .3 | 5.6 |
2011–12 | NOH/ NOP |
66* | 21 | 22.4 | .411 | .277 | .754 | 4.7 | 1.0 | .9 | .5 | 6.0 |
2012–13 | 76 | 71 | 27.2 | .475 | .211 | .737 | 7.7 | 1.4 | 1.2 | .7 | 7.3 | |
2013–14 | 80 | 65 | 25.6 | .474 | .271 | .664 | 6.2 | 1.4 | 1.0 | .5 | 7.2 | |
2014–15 | DAL | 74 | 3 | 18.5 | .412 | .274 | .712 | 4.6 | .8 | .9 | .8 | 5.6 |
2015–16 | POR | 82* | 82* | 28.5 | .416 | .361 | .737 | 6.1 | 1.7 | .9 | .6 | 10.2 |
2016–17 | 61 | 25 | 29.1 | .392 | .329 | .706 | 7.4 | 1.6 | 1.0 | .7 | 8.7 | |
2017–18 | 69 | 67 | 30.0 | .395 | .369 | .738 | 7.6 | 1.2 | 1.1 | .6 | 9.3 | |
2018–19 | 81 | 81 | 28.3 | .433 | .343 | .867 | 7.5 | 1.3 | .8 | .4 | 9.4 | |
2019–20 | ORL | 18 | 2 | 21.1 | .291 | .250 | .655 | 4.8 | 1.2 | 1.0 | .4 | 4.3 |
2020–21 | 17 | 14 | 21.6 | .404 | .226 | .824 | 5.4 | 1.7 | 1.0 | .5 | 5.5 | |
CHI | 6 | 0 | 11.2 | .200 | .167 | .800 | 3.2 | .3 | .3 | .0 | 1.5 | |
通算 | 711 | 445 | 24.9 | .420 | .332 | .746 | 6.0 | 1.2 | 1.0 | .6 | 7.5 |
- 2011-2012シーズンは66試合で打ち切り
プレーオフ
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | DAL | 5 | 2 | 30.0 | .548 | .636 | .789 | 7.2 | 1.2 | 2.0 | 1.6 | 11.2 |
2016 | POR | 11 | 11 | 33.8 | .438 | .400 | .724 | 8.6 | 1.8 | .7 | .9 | 14.6 |
2017 | 4 | 0 | 28.2 | .459 | .412 | .636 | 6.6 | 1.0 | .7 | 1.0 | 12.0 | |
2018 | 4 | 4 | 32.8 | .519 | .433 | 1.000 | 9.0 | 1.3 | 1.0 | .5 | 17.3 | |
2019 | 16 | 16 | 24.9 | .349 | .294 | .750 | 6.3 | 1.3 | .6 | .6 | 7.4 | |
通算 | 40 | 33 | 29.1 | .434 | .391 | .742 | 7.3 | 1.4 | .9 | .9 | 11.3 |
カレッジ
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008–09 | ウェイクフォレスト | 31 | 30 | 29.0 | .516 | .179 | .671 | 8.2 | 1.5 | 1.0 | 1.2 | 12.9 |
2009–10 | 31 | 30 | 31.3 | .447 | .273 | .698 | 10.7 | 1.3 | 1.4 | 1.4 | 15.8 | |
通算 | 62 | 60 | 30.1 | .476 | .238 | .687 | 9.4 | 1.4 | 1.2 | 1.3 | 14.4 |
プレースタイル
![]() |
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。
|
長いウィングスパンとフィジカルを備えた好ディフェンダーで、細身の体格ながら大柄な選手とのマッチアップも多く任されている。 ブレイザーズ移籍後は3ポイントの試投回数が増加し2015-2016年シーズンには前年を大きく上回る128本を成功させた。[要出典]
代表歴
ナイジェリア代表として2012年ロンドンオリンピック、2013年アフロバスケット、2015年アフロバスケット、2019年FIBAワールドカップに出場[16]。
その他
2007年3月、女性に対して車からBBガンを撃って怪我を負わせ逮捕された[17]。初犯であったアミヌは執行猶予つき、社会奉仕120時間を命じられた[4]。
脚注
- ^ “Hoops - Al-Farouq Aminu ruled Ineligible”. Georgia Tech Sports (2005年12月7日). 2011年6月20日閲覧。
- ^ a b “Player Bio”. ウェイクフォレスト大学. 2011年6月20日閲覧。
- ^ “Scout.com College Football Team Recruiting Prospects”. Scout.com (2008年). 2011年6月20日閲覧。
- ^ a b c d “2011 NBA Draft”. CBSスポーツ. 2011年6月20日閲覧。
- ^ “Hornets acquire Gordon, Aminu, Kaman and first-round pick”. NBA.com (Turner Sports Interactive, Inc.). (2011年12月14日) 2011年12月15日閲覧。
- ^ “Mavericks sign free agent Al-Farouq Aminu”. mavs.com. (2014年7月29日) 2014年7月29日閲覧。
- ^ Harris, Aminu lead as balanced Mavs hold off Rockets 111-100
- ^ “Al-Farouq Aminu, Blazers agree to 4-year, $30M deal, source says”. espn.com. (2015年7月1日) 2015年7月3日閲覧。
- ^ Thomas has 34 and Celtics beat Blazers 120-111
- ^ “Orlando Magic Sign Al-Farouq Aminu”. NBA.com (2019年7月6日). 2019年7月8日閲覧。
- ^ “Aminu Out Indefinitely With Torn Meniscus”. NBA.com (2019年12月1日). 2019年12月1日閲覧。
- ^ “Bulls acquire All-Star Nikola Vucevic and Al-Farouq Aminu in trade with Magic”. NBA.com (2021年3月25日). 2021年3月26日閲覧。
- ^ “SAN ANTONIO COMPLETES TRADE WITH CHICAGO”. NBA.com (2021年8月11日). 2021年8月11日閲覧。
- ^ “SPURS WAIVE AL-FAROUQ AMINU”. NBA.com (2021年10月18日). 2021年10月19日閲覧。
- ^ “Celtics sign Al-Farouq Aminu, Norvel Pelle to 10-day contracts”. NBA.com (2021年12月25日). 2021年12月26日閲覧。
- ^ “Al-Farouq AMINU FIBA”. FIBA. 2019年9月8日閲覧。
- ^ “Wake Forest Recruit Al-Farouq Aminu Charged With Aggravated Assault”. AOL (2008年3月29日). 2011年6月20日閲覧。
外部リンク
- アル・ファルーク・アミヌの通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM、Yahoo
- アル・ファルーク・アミヌのページへのリンク