アモールIV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 02:57 UTC 版)
軌道が小惑星帯を超える小惑星はわずかしか見つかっていない。これらは3.57天文単位以上の軌道長半径を持ち、アモールIVに分類され、木星の軌道と交わる。0.65から0.75という非常に大きい離心率を持つため、むしろ0.9程度の離心率を持つ彗星やダモクレス族の軌道に近い。名前が付けられている唯一のアモールIV小惑星は (3552) ドン・キホーテであり、小惑星番号が振られているのはドン・キホーテと (85490) 1997 SE5のみである。これまでのところ、土星の軌道と交わる軌道をもつアモール群小惑星は発見されていない(2011 WT2は、発見当初は遠日点距離が土星軌道を越えている可能性がある (8.8 ± 4.4AU)とされていたが、2016年に再発見され、軌道が確定した結果、否定された(4.668 AU))。
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