アモールIII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 02:57 UTC 版)
アモールIIIのサブグループはアモール群の約半分を占め、2.12から3.57天文単位の小惑星帯の中に収まっている。離心率は0.4から0.6程度で、地球の近傍に来るには十分な値である。 離心率が非常に大きいため、アモールIII小惑星の3分の1は小惑星帯を超えて、木星の軌道の1天文単位以内まで広がった軌道を持つ。(719) アルベルトや (1036) ガニメドはそのような例である。最も極端な軌道を持つ (5370) タラニスに至っては木星の軌道と交わっている。 軌道が小惑星帯の中にあるため、アモールIIIの小惑星のいくつかはメインベルトの小惑星にも分類されることもある。例えばアリンダ族で最初に見つかった (887) アリンダなどがある。
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