アネホ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 09:44 UTC 版)
アネホ又はアネショ(Aného)は、トーゴ南部の沿岸州の都市。 2012年の人口は2万8544人[1]。 ギニア湾に面する港町である。 街はギニア湾と潟であるトーゴ湖の間に広がる狭い平地の上に位置する。 首都ロメからは東に43km離れている。 海岸部の狭いトーゴにおいては、ロメに次ぐ貴重な海港となっている。 旧名はプティ・ポポと呼ばれ、15世紀から16世紀ごろにはポルトガル人の奴隷貿易の基地となっていた。 その後フランスがこの地域に進出し、1626年と1767年、1865年から1883年にはこの街に基地をおいたが、いずれも撤退した[2]。 その後、1884年に西のトーゴ村(トーゴヴィル)にドイツのグスタフ・ナハティガルが基地をおくとその影響下に入り、1880年代にはアネホにドイツ領トーゴラントの首都がおかれたが、海岸侵食によって港湾の状況が悪化し、首都は1897年には西のロメへと移転した。
- ^ [1]
- ^ 田辺裕、島田周平、柴田匡平、1998、『世界地理大百科事典2 アフリカ』、朝倉書店 p406 ISBN 4254166621
- ^ Agglomération Aného-Glidji - UNESCO World Heritage Centre
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