アナログスイッチとは? わかりやすく解説

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アナログスイッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 07:40 UTC 版)

アナログスイッチは、入力された信号の状態に応じて回路のオン/オフの切り換えを行う電子部品の一つである。

応用としては、計数(カウンタ)回路、マルチプレクサ、デジタル-アナログ変換回路CCDイメージセンサ加算器のキャリー伝搬、等に用いられる。

トランスミッションゲート

一般的な構成としては、VDDに近い電圧での導通のためのPMOSと、VSSに近い電圧での導通のためのNMOSの、両方の極性のMOSFETを使う一種のCMOSによるもの(CMOSアナログスイッチ)がある。これは単独のパッケージに組み込んだ汎用ロジックICのシリーズ中の製品もある[1]。これを特に指してトランスミッションゲート(en:Transmission gate)と呼ぶこともある。名前の通り任意の電圧・電流を通すアナログ素子と言えるが、ディジタル論理回路としては、制御入力に従って「ハイインピーダンスになるか、あるいは、双方向的に素通しする」という、トライステートゲートの特殊なものとも言え、これを利用する論理方式としてはpass transistor logic(en:Pass transistor logic)という語もある。

CMOSによる構成以外のものとしては、バイポーラトランジスタフォトカプラサイリスタソリッドステートリレーなどによるものがある。

  1. ^ 4016と4066がよく知られている。4066は、Pチャネル側の特性の低さを中間域において、Nチャネル側の特性の向上によりカバーしている改良品で、メーカーによっては4016を別の機能の製品としていることがある。




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