アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 09:08 UTC 版)
「バルサミコ酢」の記事における「アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ」の解説
アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ(伝統的なバルサミコ酢。以下「トラディツィオナーレ」)は最低12年の熟成や、原料のブドウの種類、その他細かな製法が法律で定められているもの。エミリア・ロマーニャ州のモデナまたはレッジョ・エミリアで作られた(12年物・25年物の2種類のみの)トラディツィオナーレだけがデノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・プロテッタ(DOP)の指定を受けることができ、日本では特にモデナ産が有名である。 モデナ産トラディツィオナーレの中でも25年以上の熟成を経たものは「ストラヴェッキオ(たいへん古い)」と呼ばれ、珍重されている。ストラヴェッキオの中には50年や100年などの長期熟成を経たものもある。また、レッジョ・エミリア産のトラディツィオナーレも、12年以上・18年以上・25年以上の3段階に分類される。 これらトラディツィオナーレは高価なため、高級レストラン以外で料理の調味に使われることは少ない。また風味をできるだけそのまま生かすため、火を通す料理に使われることもまれである。
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