アタカマ‐えんこ【アタカマ塩湖】
アタカマ塩原
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/06 01:14 UTC 版)
アタカマ塩原(アタカマえんげん、スペイン語: Salar de Atacama)は、チリ最大の塩類平原(salt flat、ソルト・フラット)である[1]。一般に「アタカマ塩湖」とも呼ばれる[2]。サンペドロ・デ・アタカマの南55キロメートル(34マイル)の地にあり、山々に囲まれていて外部へ水が流出できない。東はアンデス山脈の主山脈、西はアンデス山脈の第2山脈であるドメイコ山脈(Cordillera de Domeyko)が連なっている。その景観を成するのは、リカンカブール山、アカマラチ火山(Acamarachi)、アグアス・カリエンテス火山(Aguas Calientes)、そしてチリで最も活発な活火山であるラスカル火山(Láscar)といった複数の大きな火山である。それらはアタカマ塩原の東側で南北方向の火山列を形成し、アタカマ塩原と小さな内陸流域とを分断している[3]。
- ^ a b c “The Optical/Infrared Astronomical Quality of High Atacama Sites.”. 2007年4月24日閲覧。
- ^ “デジタル大辞泉プラスの解説”. コトバンク. 2018年2月18日閲覧。
- ^ (スペイン語) Cuenca del Salar de Atacama
- ^ “Sistema Hidrológico de Soncor del Salar de Atacama | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2010年1月1日). 2023年4月6日閲覧。
- ^ (スペイン語)Gerardo Díaz del Río, Ramiro Bonilla Parra, Fernando Peralta Toro (1972) “Geología de superficie, sub-superficie y geoquímica del Salar de Atacama”, CORFO (Chile). Departamento de Recursos Hidráulicos.
- ^ (スペイン語)Alonso, H. y Risacher, F. (1996) “Geoquímica del Salar de Atacama, parte 1: origen de los componentes y balance salino. Revista Geológica de Chile, 23, 2, p. 113-122.
- ^ “Salar de Uyuni, Bolivia”. NASA Earth Observatory. 2007年12月1日閲覧。
- ^ Kampf, Stephanie; Tyler S.; Ortiz C.; Muñoz J.F.; Adkins P. (2005). “Evaporation and land surface energy budget at the Salar de Atacama, Northern Chile”. Journal of Hydrology 310 (1-4): 236–252. doi:10.1016/j.jhydrol.2005.01.005.
- ^ The Saudi Arabia of Lithium, Forbes.com
- ^ “南米リチウム争奪戦 塩湖の底に世界の8割”. 朝日新聞社. (2009年11月1日) 2009年11月15日閲覧。
- ^ “チリ裁判所「リチウム開発権」の国際入札を停止 住民らの訴えを受理、落札した中国BYDに痛手”. 東洋経済オンライン (2022年1月27日). 2022年9月6日閲覧。
- 1 アタカマ塩原とは
- 2 アタカマ塩原の概要
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