アジピン酸ジヒドラジドとは? わかりやすく解説

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アジピン酸ジヒドラジド

分子式C6H14N4O2
その他の名称アジピルヒドラジド、Adipyl hydrazide、Adipic acid dihydrazide、アジポジヒドラジド、Adipodihydrazide、アジポヒドラジド、Adipohydrazide、アジポイルジヒドラジド、Adipoyldihydrazide、Hexanedioic acid dihydrazide
体系名:ヘキサン二酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド


アジピン酸ジヒドラジド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/05 13:56 UTC 版)

アジピン酸ジヒドラジド[1]
識別情報
略称 ADH
CAS登録番号 1071-93-8 
PubChem 66117
ChemSpider 59505 
UNII VK98I9YW5M 
EC番号 213-999-5
MeSH Adipic+dihydrazide
RTECS番号 AV1400000
バイルシュタイン 973863
特性
化学式 C6H14N4O2
モル質量 174.2 g mol−1
外観 白色の結晶または粉末[2]
融点

182℃[2]

への溶解度 9.1g/100g(20℃)[3]
危険性
安全データシート(外部リンク) Material Safety Data Sheet
半数致死量 LD50 >10000mg/kg(マウス、経口)[3]
関連する物質
関連物質 アジピン酸
塩化アジポイル
アジポニトリル
アジポアミド
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アジピン酸ジヒドラジド: Adipic acid dihydrazide)は、架橋剤として用いられる水性エマルションである。化学式はC6H14N4O2で、ADHと略記される。C4骨格をもつ対称分子で、反応基はC=ONHNH2である。ヒドラジンと有機酸との反応によって製造される。異なる骨格をもつジヒドラジド誘導体には、イソフタル酸ジヒドラジド(IDH)やセバシン酸ジヒドラジド(SDH)が知られている。

性質と用途

ケトン基と非常に早く反応する。ジアセトンアクリルアミドとの反応で、耐水性のあるコーティング剤が得られる。アルデヒド基と容易に反応することから、ホルムアルデヒド除去剤としての用途もある。融点が高く、高温でエポキシ樹脂と反応する。主に粉体塗料において、エポキシ樹脂硬化剤として使用される[3]

脚注

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