アシエンダの類型化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/28 16:11 UTC 版)
ラテン・アメリカにおける大土地経営としての伝統的なアシエンダは、以下の3つに分類される。 ブラジル北東部(ノルデステ)やカリブ海諸島での、黒人奴隷の労働力に依拠したサトウキビ農場 アルゼンチンのパンパスの、ガウチョ労働力に依拠したエスタンシア(牧畜アシエンダ) メキシコ、中央アメリカ、アンデス地域、一部のカリブ海諸島にみられた、先住民労働に依拠したもの 19世紀後半になると、欧米諸国による投資でプランテーション農業がラテンアメリカに持ち込まれた。これらの農場は栽培加工の新技術、賃労働の大量雇用など、資本主義的経営体としての性格を持っていたが、旧来の半農奴的労働諸制度を最大限に利用した点で、アシエンダと類似性を持っていた。
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