アキレギアとは? わかりやすく解説

オダマキ属

(アキレギア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 03:36 UTC 版)

オダマキ属
ミヤマオダマキAquilegia flabellata var. pumila
(岩手県早池峰山・2014年7月)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : モクレン亜綱 Magnoliidae
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
: オダマキ属 Aquilegia
学名
Aquilegia L.
和名
オダマキ属
  • 本文参照

オダマキ属(オダマキぞく)は、キンポウゲ科の属の一つ。ラテン名のアキレギアアクイレギアAquilegia)ということもある。本属の植物の総称がオダマキである。

オダマキは漢字で苧環を当てるが、これはもともとは機織りの際につかう苧環という糸玉に由来する。苧環はカラムシ(苧、「お」とも)、アサ(麻)、コウゾ(楮)の繊維を糸にしたときに丸めておくもので、丸みのある花の形を中が中空の苧環に連想したもの。したがって、オダマキから苧環は作らない。

特徴

根出葉は普通2回3出複葉で細かく分かれ、先端には丸っこい小葉がつく。が高く伸びるものでは、やや小型の茎葉が出る。花の外側の花弁のようなものは、じつは花弁ではなくである。花弁はその内側にあって、ややまとまって筒状になる。花弁の基部からは角状の距が伸び、萼の間から外に突き出る。

全草が有毒。

  • 成分 プロトアネモニン(protoanemonin)
  • 症状 皮膚炎(水疱)、胃腸炎、心臓麻痺。

分布

日本アジアヨーロッパに約70種自生し、日本のものは山野草として愛好される一方、外国産のものには品種改良が行われ、園芸植物として広く市場に出回っているものがある。日本にはヤマオダマキミヤマオダマキの2種が山地から高山にかけて分布する。ミヤマオダマキはむしろ山野草として栽培される。

原種

  • Aquilegia barnebyi
  • Aquilegia brevistyla
  • Aquilegia buergerianaヤマオダマキ
  • Aquilegia caerulea
  • Aquilegia canadensis(カナダオダマキ)
  • Aquilegia chrysantha(キバナオダマキ)
  • Aquilegia desertorum
  • Aquilegia elegantula
  • Aquilegia eximia
  • Aquilegia flabellata(本種のvar. flabellata が狭義のオダマキ)
  • Aquilegia flavescens
  • Aquilegia formosa (ニシキオダマキ)
  • Aquilegia grahamii
  • Aquilegia jonesii
  • Aquilegia karelini
  • Aquilegia laramiensis
  • Aquilegia longissima(ツメナガオダマキ)
  • Aquilegia micrantha
  • Aquilegia pubescens
  • Aquilegia saximontana
  • Aquilegia scopulorum
  • Aquilegia schockleyi
  • Aquilegia triternata
  • Aquilegia vulgarii(セイヨウオダマキ)

なお、ヒメウズはこの属に含めることがある。

ギャラリー


アキレギア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 01:01 UTC 版)

桃源郷へようこそ!」の記事における「アキレギア」の解説

のような少女人形

※この「アキレギア」の解説は、「桃源郷へようこそ!」の解説の一部です。
「アキレギア」を含む「桃源郷へようこそ!」の記事については、「桃源郷へようこそ!」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アキレギア」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アキレギア」の関連用語

アキレギアのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アキレギアのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオダマキ属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの桃源郷へようこそ! (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS