アイスランド国教会とは? わかりやすく解説

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アイスランド国教会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 03:37 UTC 版)

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アイスランド国教会(-こっきょうかい、National Church of Icelandアイスランド語:Þjóðkirkjan)はアイスランド国教会。正式名称はアイスランド福音ルーテル教会Evangelical Lutheran Church of Iceland)。他の北欧諸国の国教会と同様、キリスト教の中でもルター派に属するものの、長を務めるのは国王ではなくアイスランド監督である。

組織

1998年1月1日をもって、教会の地位及び政府との関係を定義する新法が施行された。現在は月1回の会合が国教会の最高立法機関で、教会関連の法律は殆どこの会合で決まる。29名の代議員から構成され、うち12名は任命、17名は平信徒である(議長は平信徒の中から1名を選出)。なお、最高執行機関は聖職者と平信徒の各2名ずつから成る教会協議会である。

国内にはアイスランド監督の下、監督区がレイキャビクに1ヶ所存在。かつて監督区が置かれていたスカールホルトとホーラルには2名の副監督(vígslubiskup)が居住し、各監督区の聖堂の管理に当たるほか、監督会議などの際監督に随行する。

300ヶ所程度の教区があり、各教区は独立採算制を採用し教会の建設・維持をはじめ、教会関連の全ての業務を請け負うこととなる。このため、農村部では1人の牧師が教区を跨って担当することがある。また、教区は礼拝以外にも教育機関としての役割も有する。

150名の牧師と27名の執事がおり、14名の牧師は病院や他の機関に勤務している。1911年アイスランド大学にルター派教会の教役者や執事を養成する神学部が誕生。神学上の最新理論に多大なる影響を与えている。

加盟組織

ルター派世界連盟世界教会協議会及び欧州教会会議に参加。また、イングランド国教会ほかブリテン諸島イベリア半島聖公会北欧バルト諸国のルター派教会との間でポルヴォー・コミュニオン協定にも締結。また、カナダの福音ルター派教会とは相互交流に係る協定を結んでいる。

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