アイウェンディルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アイウェンディルの意味・解説 

ラダガスト

(アイウェンディル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 03:17 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ラダガストRadagast)はJ・R・R・トールキン中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』の登場人物。 魔法使いイスタリ)で、白の会議の一員の「茶色の賢者」である。

概要

彼は色の変化と形の大家で、薬草と獣たちについて造詣が深い。特に大鷲の風早彦グワイヒアなどの鳥たちの友である。

アマンの地でヴァラールに仕えていたころ、かれの名はアイウェンディルAiwendil、鳥を愛するものの意)といった。かれは中つ国の自由の民による、第二の冥王サウロンの打倒を助けるために送り込まれた5人のマイアールの一人であり、かれを推薦したのはヤヴァンナであった。かれは白のサルマンとともに中つ国へやってきた。

非常に変わり者の魔法使いだったかれは森や中つ国の鳥獣を愛し、森に住み着いた。それ故にサルマンから怒りを買い、注意されるが直らなかった。そしてサルマンに軽蔑され、「うつけ者」と呼ばれた。そのためか、白の会議にも呼ばれていない。

そしてサルマンに欺かれ、灰色のガンダルフをオルサンクの塔に誘い込む手引きをしてしまうが、無能というわけではなかった。彼の実直な性格はサルマンの意図するところを超えて、ガンダルフを助けた。危険な任務に赴くガンダルフの助力とすべく、友である動物たちに協力を呼びかけた結果、サルマンに囚われたガンダルフが逃げ出すことの一助となった。結果的にラダガストは、サルマンの裏切りをガンダルフが知る所となった事態を招いただけではなく、その裏切りを周囲に知らしめた事に寄与した形になった。このためガンダルフは、彼の実直さに感謝した。ガンダルフはラダガストについて「偉大な魔法使いと言えなくもない」と語っている。

ガンダルフの弁に依れば、彼は極めて誠実な性格であるため、陰謀や裏切りとは無縁の存在であり、サルマンが自身の野望の仲間に引き入れようとしても、絶対に応じようとはしなかったであろうとのことである。『ホビットの冒険』に登場した気難しい熊人ビヨルンも、かれのことは「魔法使いにしては悪いやつではない」と好意的に評している。

指輪戦争が終結し、サウロンが滅んでイスタリが中つ国での使命を終えた後も、ラダガストがガンダルフと共にヴァリノール行きの舟に乗ったという記述はどの資料にもない。鳥獣を愛するがあまりに、中つ国に留まり続けたと言われている。

映画版

ピーター・ジャクソン監督の映画『ロード・オブ・ザ・リング』ではラダガストへの言及は省かれ、かれの出番も無い。映画におけるグワイヒアの来訪の先触れは、一匹の蛾がつとめているが、『ホビット 思いがけない冒険』には登場。闇の森やドル・グルドゥアの異変をいち早く察し、ガンダルフに警告するという重要な役割を担う。


アイウェンディル(ラダガスト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/29 15:53 UTC 版)

マイアール」の記事における「アイウェンディル(ラダガスト)」の解説

ヤヴァンナ使徒イスタリとして茶色ラダガストとなりサウロン打倒のため中つ国赴く詳細は「ラダガスト」を参照

※この「アイウェンディル(ラダガスト)」の解説は、「マイアール」の解説の一部です。
「アイウェンディル(ラダガスト)」を含む「マイアール」の記事については、「マイアール」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アイウェンディル」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アイウェンディル」の関連用語

アイウェンディルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アイウェンディルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラダガスト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのマイアール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS