輪転式麦土入機 (りんてんしきむぎつちいれき)
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昭和7年大日本農会が、農林省の委託により麦土入機懸賞募集した際、はじめて畜力用土入機が入選した。これを契機として畜力用土入機は、続々と新しいものが開発された。畜力用土入機は、大別して翼車型とバケットコンベア型の2種類がある。戦時中から昭和30年頃までかなり使用され、畑麦作および水田裏作の不整地播麦作にも利用された。翼車型である。これは鉄製車輪の外周に土を掬うバケットを配置し、畜力でけん引することによって車輪後部の削土刃で削った土をバケットで上部に運び上げ、真上から両側に土ふるい板を介して畦間に落下させる仕仕組みである。概ね、車輪の直径60cm、バケット幅15cm、バケット数16個、全長130cm、重さ18~21kgである。構造はメーカーにより若干異なる。 |
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