洋上備蓄
同義語: タンカー備蓄
島陰などの水域を防波堤、防衝堤などで囲むことにより静穏な水域をつくり、その中に直方体形状の貯蔵船を浮かべ、これを係船ドルフィンに係留して原油を備蓄する方式である。備蓄方式の多様化の一つであり、この方式の特徴としては、陸上基地に比べ広大な用地が不要であり、かつ耐震性が優れている点などがあげられる。世界で初めての洋上備蓄として現在具体化しているのは、北九州市沖合の白島{しらしま}および長崎県上五島{かみごとう}地区で、それぞれ建設が進められている国家石油備蓄基地である。なお、サウジアラビアやわが国でみられるタンカーによる備蓄も洋上備蓄と称されることがある。![]() |

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