むらかみなみろく

デジタル大辞泉

むらかみ‐なみろく【村上浪六】

読み方：むらかみなみろく

［1865〜1944］小説家。堺の生まれ。本名、信(まこと)。別号、ちぬの浦浪六。撥鬢(ばちびん)小説とよばれる通俗小説を多数発表した。作「三日月」「奴の小万」など。

美術人名辞典

村上浪六

読み方：むらかみ　なみろく

小説家。大阪生。名は信、別号にちぬの浦浪六・眠獅庵・無名氏等。諸種の職を経て報知新聞社に校正係として入社。編集者森田思軒の勧めで『三日月』を書き、以後いわゆる撥鬢小説で一世を風靡した。他に『奴の小万』『当世五人男』等の著書がある。昭和19年（1944）歿、80才。