のぎ とうかとは? わかりやすく解説

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野木桃花

野木桃花の俳句

くらやみ坂おいはぎ坂も冬の貌
げんげ田にこころ忘れて来てしまふ
これよりは神の領域どんどの火
つぎつぎと鷗が来るよ秋つれて
ほこほこと麹の育つ春の闇
まさをなるそらを自在に鷹よ鷹
みづうみに金銀の斧結氷す
やさしさのすり減つてゆく夏帽子
コスモスの百万本が御辞儀する
ゴーギャンの絵は干草を匂はせて
マフラーの少年が来る夜の埠頭
万丈のうらぶれてをり萩の風
五月来る象の睫毛の長きこと
人声や寝冷えしさうな宿畳
元町に小さな画廊春の雪
八方が本降りとなり桐の花
兵馬俑見つめてをれば悴かめり
右脳のうつらうつらと春の風邪
地球儀の海が傾く日雷
大字小字五月の風の逃げやすし
夫のあと道玄坂をしぐれ傘
嫁ぎゆく子よはつなつの蝶になれ
存分に日を浴び紅花乾く音
家中の布団を干して海が見ゆ
寒椿日ざしにほぐれゆく時間
弁当の輪ゴム飛びゆく五月の空
忽然と死があり一遍忌の深空
戦さの世冬の夕暮赫すぎる
捨て鶏が鳴いて一山春めけり
放牧の白馬に秋の来たりけり
早春の宮城道雄のやうな海
星を生む乙字忌の空思郷の空
望郷のゴリラに五月来たりけり
柊の花ちらほらと寺は留守
校正の夜通し梅雨のいつ明くる
水が水押して四万十川の夏
水を買ふ男の背中秋暑し
水音のふくらんでくる曼珠沙華
湘南の風のざらつく油照り
潮の香の水門を閉づ通し鴨
炎天にキリンの首の漂へり
無音なる百人番所冬に入る
画廊から画廊へ秋の深まり来
秋風に向いて白い帆を張れり
空の檻鵺が奥から出て来さう
窓ぎはのすみれいちにち海のいろ
緑陰やアルキメデスの話など
耳奥に木枯棲むと病める母
花びらの非日常を抜けてゆく
花八ッ手ぽんぽんぽんと晴れ渡る
 

「のぎ とうか」の例文・使い方・用例・文例

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