どじょっこ ふなっことは? わかりやすく解説

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どじょっこ ふなっこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/13 05:25 UTC 版)

みんなのうた
どじょっこ ふなっこ
歌手 中村浩子
作詞者 東北地方民謡
作曲者 岡本敏明
編曲者 服部公一
映像 影絵
映像制作者 木馬座
初放送月 1961年4月 - 5月
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秋田市立金足西小学校前庭にある歌碑。一番二番の歌詞が縦書きにて、楽譜と共に三番四番の歌詞、作曲者岡本敏明直筆の銘が記される。

どじょっこ ふなっこは、池に住むドジョウフナから見た春夏秋冬の様子を歌った秋田に伝わる民謡岡本敏明が混声合唱に作曲したものである。秋田県秋田市金足西小学校歌碑があるほか、岡本敏明が眠る神奈川県川崎市柿生霊園や秋田県鹿角市にも歌碑がある。

昭和11年4月28日から5月7日の10日間、岡本率いる玉川学園の一行が公演旅行に出かけ、5月1日には学園出身者の縁故があり、金足西尋常高等小学校(現・秋田市立金足西小学校)に立ち寄った。その場で演奏会を行い、夜の歓迎会の席上で同校教諭の中道松之助がどじょっこふなっこの元歌を詩吟調で歌い、それを聞いた岡本敏明が詩をメモしながら即興で混声合唱に作曲、宴会が終わるまでに曲が出来上がり、混声三部合唱を披露したとされる。

その翌日、移動の車中(奥羽本線追分駅発)で練習し、羽越本線羽後本荘駅で降り立って次の訪問先である秋田県立本荘高等女学校(現・秋田県立由利高等学校)で混声四部合唱を初演した。

その後NHKの『みんなのうた』や『おかあさんといっしょ』等で放送される。『みんなのうた』は開始された1961年4月 - 5月に紹介。編曲は服部公一で、歌は中村浩子。映像は藤城清治主催の「木馬座」による影絵で、この後「木馬座」は初期の常連となる。

『みんなのうた』での放送後、視聴者からの楽譜の希望が多かった曲の一つである[1]

同時期に『みんなのうた』で放送された曲では、「おお牧場はみどり」・「あわて床屋」(初版)・「誰も知らない」と、3曲も映像が現存されているが、本曲は「カナダ旅行」と共に映像と音声が残ってない。他に「登山電車(フニクリ・フニクラ)」(初版)も映像が無いが、音声は現存する。

カバー等

  • 藤圭子のアルバム『圭子のわらべ唄/藤圭子とグリーメン』JRS-7174(1971年)収録。編曲:小杉太一郎

脚注

  1. ^ 「NHK『みんなのうた』名曲、愛唱歌生み35年 母と子へ966のメロディー」『読売新聞』1996年3月27日付東京夕刊、9頁。



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