とくに連座制について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/27 04:19 UTC 版)
「保甲制度 (台湾総督府)」の記事における「とくに連座制について」の解説
保甲制度には、相互監視と犯罪防止のため連座制が採用されていた(刑罰は科料のみ)。上述の保甲事務につき家長はその家族の動静を監督し、各家長は相互に監視しあい、警戒しあっていた。保正甲長は保全体を監督し、責任賞罰を明らかにし、違反や職務怠慢あるときは単独または連座の制裁が課された。すなわち違反・職務怠慢の程度に応じて家長もしくは保甲全員が違反あるいは職務怠慢をした本人の責任に連座したのである。これは社会のコントロールに非常に大きな役割を果たした。(ただし、昭和期に入ってからの適用例はない。)
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