遅延見本合わせ
読み方:ちえんみほんあわせ
2つ以上の刺激弁別は、それらの刺激のいずれをも選択できる状況にあれば、どの刺激を選択するかという問題でもある。この選択行動についての典型例が、遅延見本合わせ課題である。標準的な手続きは、試行開始時に見本刺激である1つの刺激を提示し、一定の遅延時間後に提示した複数の選択刺激の中から見本刺激と同じものを選択させる。その際、正選択を強化する一方、誤選択(見本刺激と相違する選択刺激を選択すること)を強化しない。反応生起後の強化刺激の提示ないし非提示ののちに、試行間間隔に移行する。なおこの手続きには、見本刺激と選択刺激との関係を複雑な水準で操作できるという特徴がある。
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