ためこみ症
別表記:ホーディング障害
英語:hoarding disorder
強迫性障害の一種で、物を必要以上に集めてしまい、しかも捨てることに著しく抵抗を感じ、生活に支障が出るレベルで物をためこんでしまう精神障害。いわゆる「ごみ屋敷」の主は、ためこみ症の中高年の典型例とされる。
ためこみ症に罹っている当事者にとっては、ためこんでいる物は全て持つ意味があったり愛着を持っていたりする。第三者による処分は受け入れられない。そして、ためこみ症の人は整理整頓できない傾向が顕著とされる。物は雑然と積み上げられていき、生活空間を埋めてゆき、やがて溢れかえるようになる。
ためこみ症そのものは年齢とは関係なく発症すると見られているが、まだ若いうちは生活に支障を来すほどためこみが進むケースは多くないとされる。高齢になり一人暮らしが長く続くとためこみが進み、物が家や敷地から溢れるなどして、露呈しやすくなる。
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