せせりがた

隠語大辞典

せせりがた

1. 勢々理形。「くじり」に同じ。同条淫具の一。「女才学教草」に「くじりともいふ之も湯にてあたため程よき所を二本の指先へはめ上へ下へとくじり廻す時は女こらへられずして忽ちにきざすなり」とあり。明治三十五六年頃の淫具屋の広告に「本器は少女（むすめ）用として調製せし物なり、彼の処女が年ごろに至り月経を漏泄（もら）す後春期発動し熾んに淫欲を催すも家庭厳格なれば男子に近寄るを得ず此時にあたり本器を用ひさすればかの恐るべき疾病（やまひ）を惹き起す事なし、形状（かたち）はつめ形に同じ、少女（むすめ）一人遊びの品使用法は指にはめて用ふ、一名指形ともいふ」とあり。

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。