しらみずあみだどう

デジタル大辞泉

しらみず‐あみだどう〔しらみづアミダダウ〕【白水阿弥陀堂】

読み方：しらみずあみだどう

福島県いわき市内郷白水(うちごうしらみず)町にある真言宗願成(がんじょう)寺の阿弥陀堂の通称。永暦元年（1160）国守岩城（平）則道の後室徳尼（藤原秀衡の妹）が亡夫を追善するために独立仏堂として建立。3間四方の方形造(ほうぎょうづくり)で、平安後期の阿弥陀堂形式を代表する遺構。国宝。

世界宗教用語大事典

しらみずあみだどう 【白水阿弥陀堂】

福島県いわき市白水の願成寺にある藤原期の阿弥陀堂。国宝。一一六〇（永暦一）年平則通の妻徳尼（藤原基衡の養女）の創建で、本尊弥陀三尊は中尊寺金色堂のを模したという。願成寺（菩提山無量寿院）は今は真言宗智山派だが、前身の白水寺は天台宗。