しゅのいのり

デジタル大辞泉

しゅ‐の‐いのり【主の祈り】

読み方：しゅのいのり

イエス＝キリストが弟子たちに教えた祈祷(きとう)で、キリスト教会の礼拝において祈りの基準とされる。新約聖書「マタイによる福音書」第6章9節〜13節、および「ルカによる福音書」第11章2節〜4節に記される。主祷文(しゅとうぶん)。

世界宗教用語大事典

しゅのいのり 【主の祈り】

イエスが弟子たちに教えた祈り方で、祈りの模範とされ、キリスト教のすべての教会において、家庭において、あらゆる時と所において、祈る祈り方。「天にまします我らの父よ」で始まり、神の国の到来・糧食の恵与・赦罪・悪よりの防護、など六つの祈願を述べ、最後にアーメンと唱える（マタイとルカの福音書ではやや異なる）。