骨転移
骨転移(こつてんい)
がん細胞が骨に転移することです。乳がんの遠隔転移では骨転移が最も多くみられます。症状の多くは痛みです。脊椎の転移が進行すると、痺れや麻痺が起きることもあります。麻痺はすぐに対処しないともどらなくなることがあるため、早期発見・早期治療(通常48時間以内)が必要となります。診断は、骨シンチ、単純X線、CT、MRIで行なわれます。骨シンチでは、全身の転移が一度に分かり、早期発見が可能とされていますが、擬陽性となることもあり、確定診断のためには、X線、CT、MRIが必要な場合があります。治療は、全身薬物療法として、ホルモン療法や化学療法、ビスフォスフォネートによる治療があり、局所に対しては、放射線による治療があります。放射線による治療は、多くの痛みの緩和に効果があります。まれに、病的骨折の心配がある場合など、金属プレートで固定するような手術が行なわれることもあります。
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