こじき祭り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 21:50 UTC 版)
岐阜県加茂郡川辺町下麻生にある縣(あがた)神社では「桶がわ祭り」という祭事がある。この祭事は別名「こじき祭り」と呼ばれている。 江戸時代に干ばつが続き飢餓に見舞われた際、神社に住み着いた乞食に住民が食べ物を与え親切にしたところ、その年は雨が降り、豊作となった。この「乞食」は神様の使いだった、という伝承が伝わる。 この祭りは毎年4月に行われている。かつては本物の乞食を招いて行っていたが、現在ではその年の厄年の男性が、顔や手に墨を塗りぼろぼろの服を着た乞食役に扮する。この乞食役に食べ物や酒が供えられ、おひつに入った赤飯がこじき役にかぶせられる。この赤飯を食べるとご利益があるといわれ、多くの見物客が赤飯を奪い合う。
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