近赤外光
別名:近赤外線
波長が比較的短い赤外光。「近赤外線」とも呼ばれることも多い。
赤外光は、可視光と電波の中間に位置する波長を持つ光を指し、近赤外、中赤外、遠赤外に分類される。このうち近赤外光の波長は約7~25ナノメートル(0.7~2.5マイクロメートル)程度である。
2011年11月7日、アメリカ国立衛生研究所は、7ナノメートルの近赤外光を使用してがん細胞を破壊する動物実験を行い、成功したと発表した。
実験では、近赤外光に反応して発熱する物質をつけたがん抗体を、がんを移植されたマウスに投与し、体外からがん細胞に向けて近赤外光を照射する方式で治療を行ったところ、熱によってがん細胞を破壊することができたという。
関連サイト:
Cancer cell–selective in vivo near infrared photoimmunotherapy targeting specific membrane molecules - Nature Medicine (英語)
きん‐せきがいこう〔‐セキグワイクワウ〕【近赤外光】
読み方:きんせきがいこう
近赤外線のこと。
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