きでこ
石を据えたり、樹木を植えつけたりする際に、それらの重量物をこじ上げて動かすための木製の棒。小さい力を拡大して伝達することができる。石の合端を合わせたり、木の向きを変えたりするときに用いられる。 長さは一般に2m以上、比較的軽く、使うときに力を入れやすいが、あまり無理をすると折れる危険性がある。 基本的なてこの使い方には、以下のような方法がある。 ●追いてこ:てこを物体の下にこじ入れ、てこの先と地面が接する部分に支点を置き、てこを向こう側へ押し込むことによって、物体を向こう側へ横に移動させる。 ●持ちてこ:てこを物体の下にこじ入れ、てこの先と地面が接する部分に支点を置き、てこを上へ持ち上げることによって、物体を持ち上げる。 ●はねてこ:梃子を物体の下にこじ入れ、角材などの枕をてこの下に入れ、そこを支点とする。てこを下へ押し込むことによって、物体は上へ持ち上げる。 以上のほかに、3人がかりで大きな石などを少しずつ横に移動させる舟漕ぎという方法もある。
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