岩屑雪崩
別名:岩屑なだれ、岩屑流
山が崩壊して、雪崩のように麓まで流れ落ちる現象。主に、火山の噴火などに伴う山体崩壊の結果として発生する。
岩屑雪崩は、膨大な量の土砂・岩屑が、表層雪崩の要領で高速に滑り落ちてくるという特徴がある。高速である分だけ、遠方へ到達しやすい性質もある。
寛政年間に発生した「島原大変肥後迷惑」と呼ばれる眉山の山体崩壊では、3億立方メートルを優に超える体積の土砂・岩屑が岩屑雪崩となって崩れ落ちたとされる。
文部科学省は2012年5月、富士山の真下に巨大地震の震源となりうる活断層が存在する可能性があることを発表した。この活断層を震源としてマグニチュード7級の地震が発生した場合、富士山が崩壊し岩屑雪崩を起こす可能性もあるという。
がんせつ‐なだれ【岩×屑雪‐崩】
読み方:がんせつなだれ
⇒岩屑流
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