かんかんむし

デジタル大辞泉

かんかん‐むし【かんかん虫】

読み方：かんかんむし

船舶・煙突・ボイラーなどにへばりついて、ハンマーでたたいて、さび落としをする作業員の俗称。

[補説] 書名別項。→かんかん虫

かんかんむし【かんかん虫】

読み方：かんかんむし

有島武郎の処女小説。新米の港湾労働者を描いた作品。米国留学中に書かれ、改稿を経て、明治43年（1910）10月、雑誌「白樺」に掲載。

隠語大辞典

カンカン虫

読み方：かんかんむし

1. 〔俗〕鉄船ボイラー煙突などの錆落し。
2. 船舶を修繕又は掃除する人夫。
3. 鉄船の錆を落したり、修繕したり、ボイラーや煙突の仕事をしたりする工夫。カンカンと鉄を叩く音より出づ。一般に職工の謂にもなつてゐる。

分類 ルンペン／大阪

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