おもなフライス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/09 09:54 UTC 版)
「フライス (工具)」の記事における「おもなフライス」の解説
エンドミル(Endmill, End milling cutter)外周および端面に切刃を持ったフライスで、非直線など複雑に描かれた溝や、盆や皿の内側の様な形状の加工も可能である。 正面フライス(Facemill, Face milling cutter)「フェイスミル」とも呼ばれ、工具の回転中心軸に垂直な面の切削に用いられる。 平フライス外周に切刃を持ったフライスであり、平面を切削するために使われる。 側フライス(Side milling cutter)円盤の様な形のフライスで、外周と両側面に切刃を持つ。溝やスリ割の加工に用いられる。 溝フライス(Slotting cutter)溝の加工に用いられるフライスで、外周にのみ切刃を持つ。 角フライス側フライスと同じように横側から切削するが、90度以下の角ができるような切削跡になる。 ダブテールカッター(dovetail cutter)刃先から刃元まで角度がついているフライスで、主にアリ溝切削する為に使われる。 歯切用フライス歯車の歯を作成するためのフライス。 総形フライス特殊な形状の切刃を予め成形したフライスであり、通常のフライスでは困難な形状の加工などに用いられる。 外丸フライス円柱形ではなく、円柱の角の部分が丸くなったフライス。 スレッドミル(Threadmill)マシニング・センターでのネジ切りに用いられるフライスで、総形フライスの一種と考えることができる。側面にネジの溝が成形されており、回転する工具を螺旋状に動かすことでネジを切る。マシニングセンタには、3軸同時ヘリカル補間機能付いたNCが搭載されている必要がある。NCプログラムの作り方しだいで、おねじ・めねじの両方が加工できる管用めねじ加工の動画。
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