尾崎放哉とは? わかりやすく解説

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尾崎放哉

尾崎放哉の俳句

あらしがすつかり青空にしてしまつた
うつろの心に眼が二つあいてゐる
こんなよい月を一人で見て寝る
こんな大きな石塔の下で死んでゐる
すばらしい乳房だ蚊が居る
せきをしてもひとり
とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた
ひとをそしる心をすて豆の皮むく
わがからだ焚火にうらおもてあぶる
わが顔ぶらさげてあやまりにゆく
一日もの云はず蝶の影さす
何か求むる心海へ放つ
働きに行く人ばかりの電車
入れものが無い両手で受ける
咳をしても一人
墓のうらに廻る
壁の新聞の女はいつも泣いて居る
大空のました帽子かぶらず
妹と夫婦めく秋草
山に登れば淋しい村がみんな見える
底がぬけた柄杓で水を呑まうとした
心をまとめる鉛筆とがらす
春の山のうしろから煙が出だした
月夜の葦が折れとる
枯枝ほきほき折るによし
汽車が走る山火事
沈黙の池に亀一つ浮き上る
淋しいからだから爪がのびだす
淋しい寝る本がない
渚白い足出し
漬物桶に塩ふれと母は産んだか
爪切つたゆびが十本ある
片つ方の耳にないしよ話しに来る
窓あけた笑ひ顔だ
紅葉明るし手紙よむによし
肉がやせて来る太い骨である
蛍光らない堅くなつてゐる
蜥蜴の切れた尾がはねている太陽
足のうら洗へば白くなる
追つかけて追ひ付いた風の中
障子あけて置く海も暮れきる
障子しめきつて淋しさをみたす
霜とけ島光る
鳥がだまつてとんで行つた
 




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