えんきりでら

デジタル大辞泉

えんきり‐でら【縁切り寺】

読み方：えんきりでら

江戸時代、妻がそこに駆け込み、一時在住すると離婚できた尼寺。中期以降は鎌倉の東慶寺、上州の満徳寺に限られた。駆け込み寺。駆け入り寺。

世界宗教用語大事典

えんきりでら 【縁切寺】

江戸時代、離婚希望の人妻が逃げ込み、足かけ三年、尼となっていれば離婚が成立との特権を持っていた尼寺。鎌倉の東慶寺、上州（群馬県）世良田の満徳寺（廃寺）などが有名。→ 駆込寺。