うたて・しとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > うたて・しの意味・解説 

うたて・し

[形ク]

嘆かわしい情けない。

「常に思ひ嘆くと聞きはべれば、いと—・くなむ」〈宇津保・蔵開上〉

気に入らない。いやだ。

「こちたく酔ひののしりて、—・くらうがはしき事ども」〈栄花・つぼみ花〉

心が痛む思いである。気の毒だ

「うたれさせ給ひけん宮の御運のほどこそ—・けれ」〈平家・四〉

感じよくない気味が悪い

「なんと旦那、—・い所ぢゃござりませぬか」〈浄・摂州渡辺橋供養

[補説] 鎌倉時代ころから御前に人一人も候はざらんが無下にうたてしう覚え候」〈平家・四〉のようにシク活用の例も見いだせる。


うたてし

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 07:23 UTC 版)

形容詞

うたてしし】

  1. 嫌だ
  2. 気の毒だ。

活用

ク型活用
うたて-し
中世などではシク活用もされた。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

うたて・しのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



うたて・しのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのうたてし (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS