いずも型への搭載 (OPS-50)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 16:13 UTC 版)
「FCS-3」の記事における「いずも型への搭載 (OPS-50)」の解説
ひゅうが型の発展型として平成22年度予算より建造された19,500トン型DDH(いずも型)でも、FCS-3と同系統のレーダーが搭載された。しかし同型が搭載する火器は、高性能20mm機関砲とSeaRAMの2つのみで、これらはいずれも自己完結した射撃指揮システムをもつために、外部からの射撃指揮は不要であった。このため、同型のシステムでは射撃指揮の機能を削除して、システム区分はOPS-50となった。 射撃指揮の機能を削除したことから、アンテナはCバンド用のものが4面のみとなった。アンテナ素子はFCS-3Aと同様に窒化ガリウム系半導体を使用していることから、FCS-3と比べると、探知距離は約1.7倍に拡大されている。また平成24年度予算で建造された2番艦「かが」では、アンテナをブロック化し、背後から容易に整備できるように配慮したOPS-50Aに更新した。
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