『元朝秘史』のケテ(Kete)
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「ケテ」の記事における「『元朝秘史』のケテ(Kete)」の解説
ケテに関する記録は史料上に少なく、その出自やチンギス・カンに仕えるに至った経緯については不明である。1206年、ケテはチンギス・カンにより千人隊長に任じられ、『元朝秘史』の功臣表では50位に列している。 また、『元朝秘史』によるとケテはゲニゲスのクナン(Qunan >hūnán,忽難)、シジウトのモンケウル(Mönggü'ür >mēnggǔwūér,蒙古兀児)とともにチンギス・カンの長子ジョチの王傅に任ぜられており、その千人隊はジョチ・ウルスの基盤となったと考えられている。
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