「Miss Misery」とアカデミー賞
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「エリオット・スミス」の記事における「「Miss Misery」とアカデミー賞」の解説
1996年、スミスは映画監督ガス・ヴァン・サントから彼の映画「グッド・ウィル・ハンティング」のサウンドトラックの依頼を受け、書き下ろしの新曲「Miss Misery」、オーケストラバージョンの「Between The Bars」およびリリース済みの3曲を提供した。1997年に公開された映画は成功をおさめ、スミスの「Miss Misery」も翌年のアカデミー歌曲賞にノミネートされた。 1998年、アカデミー賞会場でスミスは白いスーツを着て短縮版の「Miss Misery」をオーケストラをバックに演奏した。結局、セリーヌ・ディオンが歌った、映画「タイタニック」の主題歌「My Heart Will Go On」が受賞したが、スミスからは落胆した様子はうかがえなかった。後に彼はアカデミー賞での演奏をこう振り返っている。 「すごくシュールな体験だった。僕は作曲することと同じくらいライヴも好きなんだけど、アカデミー賞での演奏は本当に不思議だった。曲は2分以下にカットされたし、そこにいた観客のほとんどは僕の演奏を聴きにきたわけじゃなかった。こんな世界に僕は住みたいとは思わない。でも1日だけなら月の上を歩いてみるのも悪くなかったよ。」
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