「蕨手刀」という呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 03:51 UTC 版)
共鉄造りの柄頭が早蕨のように丸くなることからこの名前があるが、蕨手刀という呼称は現代の研究者によるものである。文献でもっとも古い使用例は明治15年(1882年)に松浦弘(武四郎)が編集した図録『撥雲余興』第2集である。岩手県角塚古墳から出土した刀と東大寺正倉院伝世の刀の図を並べて「蕨手刀」と記載している。 名前の由来となっている特徴的な柄頭の用途・目的は不明であるが、手貫緒と掛通孔と柄軸のなす角度を鋭角にすることで強い握りを生じさせるためであると考える論者もいる。
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