「自然の法」と「社会の法」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 00:22 UTC 版)
「ゴルギアス (対話篇)」の記事における「「自然の法」と「社会の法」」の解説
カリクレスは、「自然」(ピュシス)においては、「不正を受けることが醜い」にも関わらず、「社会法習」(ノモス)においては、「不正を行うことが醜い」とされるのは、社会における「法律の制定者」が、世の大多数を占める「力の弱い者達」だからだと指摘。彼らは自分達の利益のために、「力の強い人」「より多くのものを持つ能力のある人」を脅し、自分達より多く持つことがないようにすべく、多く取ることは「不正」で「醜い」ことにしているのだと。 それに反して、「自然」(ピュシス)の法においては、「「優秀な者」「有能な者」が多く持つ」ことが、「強者が弱者を支配する」ことが、正しいのだと指摘。アケメネス朝ペルシアのダレイオス1世やクセルクセスのように。
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