「禁じられた遊び」など通常の曲での特殊奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 09:10 UTC 版)
「山下和仁」の記事における「「禁じられた遊び」など通常の曲での特殊奏法」の解説
山下和仁編「展覧会の絵」には従来になかった特殊奏法が多く登場するが、通常の曲でも山下の奏法は非常に特殊である。 例えば「禁じられた遊び」の場合、上声部はamiで弾くのが普通である。しかし山下は、mai, すなわち2弦をaで支えたまま、メロディーの1弦をmでアポヤンド後、支えのaで2弦をアルアイレ → 3弦を i でアルアイレ、でのアルペジオを行っている。また、p指の置き支えも頻繁であり、6弦をpでアルアイレ後、pは空中に止まるのが普通である。だが山下は、pでのアルアイレ直後に4弦上でpを置き支え、上声部のアルペジオを行なっている。 シベリウス編「蜘蛛の歌」など他の曲でも、通常は1弦をaでアポヤンドし2・3弦の中声部和音をmiのブロックで弾くところを、やはりaを2弦上で支えたまま1弦をmでアポヤンドし、2・3弦の中声部和音をaiで弾いたりしている。 2・3弦をmiのブロックで弾く場合は、1弦上をaで置き支えている場合がほとんどである。
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