「タニシ」と名の付くタニシ科以外の貝類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 14:58 UTC 版)
「タニシ」の記事における「「タニシ」と名の付くタニシ科以外の貝類」の解説
形状などがタニシ類に似ているために「〜タニシ」という和名が付けられている貝類も少なくないが、分類学的にはタニシ科とは直接の関係はない。たとえば殻高1 cm程度のマメタニシは、別目の吸腔目のエゾマメタニシ科に属する淡水生貝類で、形や生態も一見似ているが蓋は白っぽく硬い石灰質であることで区別できる。他にも陸産貝類のゴマオカタニシ科(アマオブネガイ目)の諸種、ヤマタニシ、アオミオカタニシなどのヤマタニシ科の諸種、ヤママメタニシ(イツマデガイ科)なども形の類似からタニシの名を持つが、タニシ科とは多少なりとも系統を異にする貝類である。 近年は「ジャンボタニシ」という通用名をよく聞くようになった。これは世界の侵略的外来種ワースト100にも名がある南米原産のスクミリンゴガイ(リンゴガイ科)という外来種のことで、イネの苗やレンコンなどを食害する嫌われ者である。
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