「スペードの女王」とファロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/22 11:41 UTC 版)
「ファロ (トランプゲーム)」の記事における「「スペードの女王」とファロ」の解説
プーシキンのスペードの女王は、ファロの勝負が作品全体の主要なテーマである。 最初の夜には右に9が、左に3が出る。ヘルマンは3に賭けていて勝つ。次の夜には右にJが、左に7が出る。ヘルマンは7に賭けていて勝つ。3回目には右にQが、左にAが出る。ヘルマンはAに賭けていて勝ったはずだったが、実際に賭けていたのはQであったため、全財産を失う。 この作品に出てくるファロは、レイアウトに使うカードを全員が共有するのではなく、各人が1スート13枚のカードを持っていて、その中から賭ける1枚を裏向きに出すもので、アメリカと異なりヨーロッパではこの方法が主流だった。 作品中のキーワードである「3-7-A(1)」という数字の並び自体がファロから来ているとも考えられる。賭けにあたった場合、儲けは賭け金と同額(1倍)だが、元手に儲けを加えてさらに賭けることができ(このような賭け方をパロリ (paroli) という)、そこで再びあたったら儲けは最初の賭け金の3倍になる。同じことをもう一度繰り返せば7倍になる。つまり当たるたびに「1-3-7-」と増えていく。
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「スペードの女王」とファロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/12 14:51 UTC 版)
「ファロ (トランプ)」の記事における「「スペードの女王」とファロ」の解説
プーシキンのスペードの女王は、ファロの勝負が作品全体の主要なテーマである。 最初の夜には右に9が、左に3が出る。ヘルマンは3に賭けていて勝つ。次の夜には右にJが、左に7が出る。ヘルマンは7に賭けていて勝つ。3回目には右にQが、左にAが出る。ヘルマンはAに賭けていて勝ったはずだったが、実際に賭けていたのはQであったため、全財産を失う。 この作品に出てくるファロは、レイアウトに使うカードを全員が共有するのではなく、各人が1スート13枚のカードを持っていて、その中から賭ける1枚を裏向きに出すもので、アメリカと異なりヨーロッパではこの方法が主流だった。 作品中のキーワードである「3-7-A(1)」という数字の並び自体がファロから来ているとも考えられる。賭けにあたった場合、儲けは賭け金と同額(1倍)だが、元手に儲けを加えてさらに賭けることができ(このような賭け方をパロリ (paroli) という)、そこで再びあたったら儲けは最初の賭け金の3倍になる。同じことをもう一度繰り返せば7倍になる。つまり当たるたびに「1-3-7-」と増えていく。
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