World IPv6 Launch World IPv6 Launchの概要

World IPv6 Launch

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 02:21 UTC 版)

World IPv6 launchマーク

概要

2011年2月3日に発生したインターネットIPアドレス枯渇を受けて、現在はIPv4からIPv6に移行中である。 そしてIPv6への移行を促進するためにインターネット協会によって企画されたのが、世界的な移行イベントWorld IPv6 Launchである[1]。 参加した全てのサイトはWorld IPv6 Launch開始時刻から恒久的にIPv6対応し、IPv6で到達可能な状態になった。

IPアドレス枯渇についてはIPアドレス枯渇問題を参照。

沿革

2011年
  • 2月3日:IANAにおいてIPアドレス枯渇。
  • 4月15日:APNICにおいてIPアドレス枯渇。同時にJPNICも枯渇。
  • 6月8日0:00(UTC):World IPv6 Day(24時間のIPv6実地試験)実施。
2012年
  • 6月6日0:00(UTC):World IPv6 Launch実施。
  • 9月14日:RIPE NCCにおいてIPアドレス枯渇[2]

参加者

実際のリストは以下を参照。

2012年8月21日現在の参加者リストでは、ウェブサイト 3008サイト、ネットワークオペレーター 71社、家庭用ルーターメーカー 7社が参加している。

他にNTTぷらら[3]などネットワークオペレーター側には無いが、公式サイトの方は実施した企業等、対応の度合いは同じプロバイダーでもまばらではある。

参加条件

参加するには以下の条件がある[4]

ウェブサイト

  • ビジネス展開をしている主要なサイトをIPv6対応させること。(IPv6専用サイトやミラーサイトを除く)

ネットワークオペレーター

  • 当日の段階でインターネット接続サービスの新規加入者にIPv6インターネットを標準で提供すること。
  • 既存ユーザーにもIPv6インターネットを提供し、IPv6対応済みウェブサイトに対して1%以上がIPv6でアクセスしていること。

家庭用ルーターメーカー

  • 家庭用ルーターにおいてIPv6を標準で有効にすること。
  • IPv6 Ready CE Routerの相互接続試験に合格すること。

脚注

関連項目

外部リンク



  1. ^ 公式サイト参照
  2. ^ 【速報】ヨーロッパ地域レジストリにおけるIPv4アドレス在庫枯渇のお知らせ”. JPNIC (2012年9月14日). 2013年1月4日閲覧。
  3. ^ 「World IPv6 Launch」への参加について』(プレスリリース)NTTぷらら、2012年5月18日http://www.nttplala.com/news_releases/2012/5/20120518.html 
  4. ^ 公式サイトまたはWorld IPv6 Launchの実施とIPv6対応の促進について(周知)”. IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース (2012年4月16日). 2012年8月21日閲覧。


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