葬儀を終えて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 23:55 UTC 版)
作品の評価
- 1971年の日本全国のクリスティ・ファン80余名の投票による作者ベストテンで、本書は8位に挙げられている[3]。
- 1982年に行われた日本クリスティ・ファンクラブ員の投票による作者ベストテンでは、本書は9位に挙げられている[4]。
- 2005年に『ジャーロ』により行われた「海外ミステリーのオールタイム・ベスト100」で本書は50位に選出された[5]。
出版
題名 | 出版社 | 文庫名 | 訳者 | 巻末 | カバーデザイン | 初版年月日 | ページ数 | ISBN | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
葬儀を終えて | 早川書房 | ハヤカワ・ポケット・ミステリ286 | 加島祥造 | 1956年 | 266 | 絶版 | |||
葬儀を終えて | 早川書房 | ハヤカワ・ミステリ文庫1-3 | 加島祥造 | 戸板康二 | 真鍋博 | 1976年4月1日 | 356 | 978-4-15-070003-4 | 絶版 |
葬儀を終えて | 早川書房 | クリスティー文庫25 | 加島祥造 | 解説 折原一 | Hayakawa Design | 2003年11月11日 | 482 | 978-4-15-130025-7 | 絶版 |
葬儀を終えて〔新訳版〕 | 早川書房 | クリスティー文庫25 | 加賀山卓朗 | 解説 折原一[6] | 早川書房デザイン室 | 2020年10月15日 | 432 | 978-4-15-131025-6 |
翻案作品
映画
- 『ミス・マープル/寄宿舎の殺人(英語: Murder at the Gallop)』
イギリス1963年
- ポアロの代わりにミス・マープルが事件を解決する。
- ミス・マープル: マーガレット・ラザフォード
テレビドラマ
- 名探偵ポワロ『葬儀を終えて』
- シーズン10 エピソード3(通算第56話)
イギリス2006年放送[7]
- フェルメールの絵がレンブラントに変更されるなど、細かい設定に差異はあるが、概ね原作に沿った内容である。
- エルキュール・ポワロ: デヴィッド・スーシェ
- ギルバート・エントウィッスル: ロバート・バサースト
- ヘレン・アバネシー: ジェラルディン・ジェームズ
- ロザムンド: フィオナ・グラスコット
- スザンナ・ヘンダーソン: ルーシー・パンチ - ロザムンドの姉(原作のスーザンに相当)
- モード・アバネシー: アンナ・コールダー=マーシャル
- ギルクリスト: モニカ・ドラン
ラジオドラマ
BBC Radio 4で1999年8月29日に放送された。
- ^ 斧でずたずたに斬られていたことから連想して、エントウイッスル弁護士は実の父親と継母を斧で斬り殺した「リジー・ボーデン」の唄(マザー・グースに分類されている)を口ずさんでいる。
- ^ 『ヒッコリー・ロードの殺人』に登場するエンディコット弁護士と同一人物だと思われる。
- ^ 『ゴルフ場の殺人』(創元推理文庫、1976年)巻末解説参照。
- ^ 乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10(6)『アクロイド殺害事件』(集英社文庫、1998年)巻末解説参照。
- ^ “ジャーロ誌 海外ミステリー オールタイム・ベスト100”. MISDAS ミスダス. 2023年12月28日閲覧。
- ^ 2003年11月刊行の加島祥造訳『葬儀を終えて』巻末に収録したものを加筆・修正したもの。
- ^ “After the Funeral”. IMDB. 2023年8月12日閲覧。
- 1 葬儀を終えてとは
- 2 葬儀を終えての概要
- 3 作品の評価
- 4 外部リンク
- 葬儀を終えてのページへのリンク