精神コマンド一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/11 14:57 UTC 版)
成長系
この項では、ユニットのステータス成長に関わる精神コマンドについて解説する。
- 幸運
- 初期のシリーズでは次の戦闘で得られる経験値と資金が2倍になるという効果だったが、『F』以降は資金のみの増加となった。
- 『NEO』では成長タイプで、レベルに応じて消費SPが減少する。敵を撃墜するまで持続。
- 努力
- 『F』から登場。次の戦闘で得られる経験値を2倍にする。
- 『無限のフロンティア』では得られる経験値が1.5倍になっている。
- 『NEO』では成長タイプで、レベルに応じて消費SPが減少する。経験値を得られる行動を取るまで持続。
- 応援
- 『A』から登場。指定したパイロットに「努力」の効果を与える。
- 『NEO』では成長タイプで、レベルに応じて効果範囲が拡大する。
- 祝福
- 『COMPACT2』から登場。指定したパイロットに「幸運」の効果を与える。
- 『NEO』では成長タイプで、レベルに応じて効果範囲が拡大する。
- 修行
- 『COMPACT3』から登場。次の戦闘で得られるパイロットポイントを2倍にする。『OGS』でツイン精神として復活。
- 伝授
- 『COMPACT3』のみ登場。指定したパイロットに「修行」の効果を与える。
- 特訓
- 第1作にのみ登場。ゲーム中は「とっくん」とひらがなで表記される。味方ユニット1体のステータスを上昇させる。どのステータスが上がるかはランダムだが、上昇したステータスは次のシナリオ以降にも引き継がれる。
移動、行動系
この項では、マップ上での移動に関わる精神コマンドについて解説する。
- 加速
- 次の移動の際の最大移動力を2 - 5(作品により異なる)上昇する。
- 『リンクバトラー』では次のターンで敵は移動系コマンドが使用できなくなる。
- 『無限のフロンティア』シリーズでは自分のSPDを15%上げる。3ターン持続する。
- 『NEO』では成長タイプで、レベルに応じて消費SPが減少する。上昇する移動力は3で、そのユニット本来の移動力を上回る距離を移動するまで持続。
- はやて / 迅速
- 「加速」の上位版。登場作品での「加速」より移動力がさらに+2されている。
- 「はやて」は『第2次』にのみ登場し、以後長らくの間「加速」のみであったが、『Z』において十数作ぶりに「迅速」の名で復活した。
- また、スパロボシリーズの亜種作品である『リアルロボット戦線』にも「神速」の名で加速の上位版が登場していた。
- 追風
- 指定した味方に「加速」の効果を与える。自分自身にも使用することも可能。
- 『NEO』では成長タイプで、対象は味方1機。レベルに応じて効果が5まで拡大し、同時に消費SPも減少する。
- 『UX』では対象は味方PU1つ。移動力の増加は3で固定、1回移動する事で効果が切れる。
- テレポート
- 『第2次』にのみ登場。味方を指定した場所に移動する。
- 覚醒
- 行動後にもう一回行動できるようにする。
- 『リンクバトラー』では次のターンの自分のAPを1増やす。
- 『無限のフロンティア』では自分のCOMゲージの最大値を120%にする。3ターン持続する。
- 『第2次Z』では特殊技能「連続行動」と重なった場合、連続行動が優先される(覚醒の効果は連続行動が発動して使い切られるまで無くならない)。
- 再動
- 『第4次』から登場。当時は隣接した行動済みのユニットを再び行動可能にできたが、近作では指定した行動済みユニット一体が再び行動可能になるように変更された。
- 『リンクバトラー』では次のターンの敵のAPを1減らす。
- 『無限のフロンティアEXCEED』では敵専用精神として復活。自分がそのターンの最後にもう一度行動できる。ただし精神コマンドは使用不可。
- 隠れ身
- 1ターンの間敵から認識されなくなる。敵ユニットを素通りできるようになり、攻撃の際に反撃も受けなくなる。
- 『リンクバトラー』では次のターンで敵は攻撃系コマンドが使用できなくなる。
- 挑発
- 指定した敵ユニット一体がコマンド使用ユニットのみを狙うようになる。指定ユニットが使用ユニットを攻撃するまで有効。作品によっては挑発をかけることができない敵ユニットもあった。
- 『リンクバトラー』では次のターン敵は射撃・格闘・精神コマンド以外の行動をとれなくなる。
- 連撃
- 『OGS』で初登場。使用した次の戦闘で敵ユニット(ツインユニットの場合は両方)を破壊した場合、もう一回行動できる。
- 足かせ
- 『第4次』のみに登場。付近のユニット(敵味方共)の移動力を1ターンの間半減する。
- 『無限のフロンティア』シリーズでは敵1人のSPDを10%下げる。『無限のフロンティア』では1ターン、『EXCEED』では2ターン持続する。
- 威圧
- 『EX』『第4次』『新』に登場。自分よりレベルの低い敵ユニット1体を指定し、1ターンの間行動不能(2回行動ユニットの場合は行動回数を-1)にする。
- 『IMPACT』では1ターンの間、指定したユニット一体の援護行動を全て封じる。
- 『無限のフロンティア』では敵全体のSPDを10%下げる。1ターン持続する。
- 電瞬
- 『無限のフロンティア』シリーズに登場。次のターン、最初に行動できる。複数のキャラが使用した場合は元のSPDで順番が決定される。
気力系
この項では、気力の上昇下降に関わる精神コマンドについて解説する。
- 気合
- 自分の気力を10(『新』までと『リンクバトラー』では15)上昇させる。
- 『無限のフロンティア』ではCOMゲージを30%回復させる。
- 『NEO』では使い分けタイプで、レベルに応じて自身の気力を5 - 15上昇させる。
- 気迫
- 『OG』より登場。「気合」の上位版。自分の気力を30上昇させる。
- 『無限のフロンティア』ではCOMゲージを50%回復。
- 激励
- 自分の周囲にいるユニット、または指定した味方ユニットに「気合」の効果。前者は『第4次』、『α外伝』、『W』、GBA版『OG』シリーズ、後者は『第2次α』『第3次α』『Z』を除いたそれ以外の作品での効果。
- 『第2次α』『第3次α』『Z』では小隊内の全ての味方ユニットの気力を5上昇させる。
- 『リンクバトラー』では自分と敵の気力を30上昇させる。
- 『NEO』では使い分けタイプで、レベルに応じて範囲3 - 5以内にいる指定した味方1機の気力を3 - 8上昇させる。
- 鼓舞 / 大激励
- 『COMPACT』で初登場。マップ上の全ての味方ユニットの気力を5上昇させる。
- 『α』では「大激励」に名称が変化し、効果も気力10上昇だったが、以後のシリーズでは「鼓舞」の方が採用されている(「大激励」は『OGS』でツイン精神として復活したが、効果は鼓舞と同じ)。
- 『無限のフロンティア』シリーズでは味方全体のCOMゲージを30%回復する。
- 脱力
- 指定した敵ユニットの気力を10下げる。
- 『無限のフロンティア』では敵1人のATKとDEFを5%下げる。2ターン持続する。
- 『無限のフロンティアEXCEED』では相手の強制回避ゲージを50%下げる。
- 『NEO』では使い分けタイプで、レベルに応じて範囲3 - 5以内にいる敵全ての気力を20 - 40低下させる。
- 主にギャグメーカー的なパイロットが習得する傾向にある。
- 戦慄
- マップ上の全ての敵ユニットの気力を5または10下げる(作品により鼓舞/大激励の増加量の逆をとる)。
- 『無限のフロンティア』では敵専用精神として登場。「切り札」に「不屈」を加えた効果。
- 『無限のフロンティアEXCEED』でも敵専用精神として登場。こちらは一度に「再動」「電瞬」「熱血」「必中」「不屈」がかかる。なお、「戦慄」に含まれる「再動」と単体の「再動」は効果が重複する。
- 恐怖
- 『無限のフロンティアEXCEED』に登場。自分のCOMゲージが30%下がる。単体では習得せず、「博打」「式占」使用時のみ登場する。
- ^ 『ファミ通ワンダースワン 2000 Vol.1』 エンターブレイン、80頁。
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