第四間氷期 映画化脚本

第四間氷期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 04:21 UTC 版)

映画化脚本

1966年(昭和41年)、雑誌『映画芸術』4月号に掲載。東宝が映画化を企画したが、実現はしなかった[3]

シナリオの表紙に書かれた脱稿日は、1965年(昭和40年)9月7日となっている。映画監督の堀川弘通によると、軽井沢千ヶ滝の白木牧場内にある貸別荘で執筆されたものだという[11]。『第四間氷期』の映画化を望んでいた堀川弘通は、「着想の秀抜さ、スケールの雄大さ、一読、私が、この作品の映画化に夢中になったのはもっとも」と語っている[4]

おもな刊行本

  • 『第四間氷期』(講談社、1959年7月5日)
    • 装幀・挿絵:安部真知。あとがき:安部公房。
  • ハヤカワ・SF・シリーズ3062『第四間氷期』(早川書房、1964年5月31日)
    • 挿画:安部真知。
  • 現代文学秀作シリーズ『第四間氷期』(講談社、1970年9月4日)
  • 文庫版『第四間氷期』(新潮文庫、1970年11月10日。改版2005年、2013年) ISBN 4-10-112105-2
    • カバー装画・挿絵:安部真知。付録・解説:磯田光一
    • ※ 2005年改版より、カバー装画:近藤一弥(フォト:安部公房)。
  • 英文版『Inter Ice Age 4』(訳:D.E. Saunders)(Tuttle classics、1971年)

脚注

参考文献

  • 文庫版『第四間氷期』(付録・解説 磯田光一)(新潮文庫、1970年。改版2005年、2013年)
  • 『安部公房全集 9 1958.07-1959.04』(新潮社、1998年)
  • 『安部公房全集 19 1964.10-1965.12』(新潮社、1999年)
  • 『新潮日本文学アルバム51 安部公房』(新潮社、1994年)
  • 『世界SF全集27 安部公房』(早川書房、1974年)
  • 苅部直『安部公房の都市』(講談社、2012年)

全集書誌情報

  • 「第四間氷期」、世界SF全集』 第27巻、早川書房、1971年。ISBN 4-15-200027-9 
  • 「第四間氷期」、『現代の文学』 13巻、講談社、1971年。 
  • 「第四間氷期」、『日本文学全集』 85巻、集英社、1972年。 
  • 「第四間氷期」、『安部公房全作品』 4巻、新潮社、1973年。 
  • 「第四間氷期」、『安部公房全集』 19巻、新潮社、1999年4月。ISBN 4-10-640139-8 

  1. ^ a b 奥野健男「安部公房――その人と作品」(『世界SF全集27 安部公房』)(早川書房、1974年)
  2. ^ a b c d e 安部公房「あとがき」(『第四間氷期』)(講談社、1959年)
  3. ^ a b c d 「作品ノート9」(『安部公房全集 9 1958.07-1959.04』(新潮社、1998年)
  4. ^ a b 『新潮日本文学アルバム51 安部公房』(新潮社、1994年)48-49頁
  5. ^ 安部公房(荒正人埴谷雄高武田泰淳との座談会)「科学から空想へ――人工衛星・人間・芸術」(世界 1958年1月号に掲載)
  6. ^ a b 安部公房「『今日』をさぐる執念」(新聞紙上 1962年)。苅部直『安部公房の都市』(講談社、2012年)122頁
  7. ^ a b 苅部直『安部公房の都市』(講談社、2012年)128頁
  8. ^ 「『第四間氷期』のため、日本電信電話公社にてコンピューターの取材写真(1959年)」(『日本現代文学全集103 田中千禾夫福田恆存木下順二・安部公房』)(講談社、1967年)。苅部直『安部公房の都市』(講談社、2012年)133頁
  9. ^ 鳥羽耕史「安部公房『第四間氷期』――水のなかの革命」(早稲田文学『国文学研究』123集、1997年10月)
  10. ^ 『第五氷河期』:新字新仮名 - 青空文庫
  11. ^ 堀川弘通「私はあきらめない」(『安部公房全作品4』月報9)(新潮社、1973年)






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