現改訳聖書 現改訳聖書の概要

現改訳聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 04:06 UTC 版)

2017年7月時点で「発売は、早くて2018年末、もしくは2019年頭になる見通し」[1]とのアナウンスがあったが、2023年4月、なお制作中である旨の発表がされた[2]

底本

新約聖書の底本はビザンチン・テキストを用いる。これは、欽定訳聖書が底本にしているものであるが、近年の翻訳が底本とするのはほとんどがネストレ・アーラントである。旧約聖書の底本は他の翻訳と同じくビブリア・ヘブライカを用いる。

特徴

奥山は他の翻訳聖書に進化論の影響があるので、その影響を翻訳から除かなければならないとする。またエキュメニズム世界教会協議会(WCC)らは悪霊宗教であるニューエイジの影響を受けているため、イエス・キリストを悪魔、サタンであるルシファーと同一視する事例が見られる[3][4]。今日では公然とルシファー礼拝を行うグループもあるため、イザヤ書14章12節をルシファーと訳さなければならず、ここにも現改訳の意義があるとしている[5]

マルコの福音書16章9-20節が括弧付けにされることがあるのは、学問的根拠からではなく、聖霊派の力の伝道を否定するためであるとし、『ディアテッサロン』(170年頃)にこの聖句が含まれていると指摘する[6]

役員

参考文献

外部リンク


  1. ^ 現改訳聖書の発売時期について(2017年7月)”. Malkoushu Online. 現改訳聖書(お知らせ). 2019年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月17日閲覧。
  2. ^ 現改訳聖書の発売時期について(2023年4月)”. Malkoushu Online. 現改訳聖書(お知らせ). 2023年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月17日閲覧。
  3. ^ 『週刊聖書』なんぷる社、p.319
  4. ^ 「新しい聖書の翻訳18-死海写本と信徒の勝利-」2002年11月号
  5. ^ 「新しい聖書の翻訳17-ルシファーを隠したのはだれか」2002年10月号
  6. ^ 「新しい聖書の翻訳6、7、8 2001年11月、12月、2002年1月号」


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