特捜ロボ ジャンパーソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 14:27 UTC 版)
敵組織
ギルド
人間への復讐を目的とし、サイボーグであるベン藤波に率いられるロボットマフィア[10]。多くの市民ロボットを人間社会に潜ませていた。ギルドの市民ロボットは腕時計型識別機を使用することで判別することができる。第2話でジャンパーソンに壊滅させられる。
ベン藤波 ()- ギルドのボスでサイボーグ。ジョージ真壁とは腹違いの兄弟(弟)である。
- 人間に激しいまでの憎悪を抱いているが、劇中終盤、その原因がジョージのそれと同じであることが明らかとされる。指揮棒を所持し、レーザー装置や腕から怪光線を放ち攻撃する。
- 最後はジャンデジックのサーチレーザーを受け倒され、ギルド本部も自爆して果てる。
- デザインは野崎明が担当[20]。
- 暗殺ロボット[21]
- 第1話に登場[21]。ギルドの戦闘要員。裏切った蛭田を狙い街で暴れまわる。人間型で黒いプロテクターを着用。スキンヘッドと短髪、オールバックの3体がいる。
- ネオギルドの戦闘ロボット・ギルブラッカーと同型。武器は斧やマシンガン、腕部に装着式の小型バズーカ、バズーカ、目にミサイル、腕にビームバルカン、口から火炎を噴いたり小さいミサイルなどの武器を使う。
- 頭部だけになっても噛みついたり、ビームを放ったりしてジャンパーソンに抵抗している。
- ジャンデジックのサーチレーザーで一度倒され、スキンヘッドは頭部を投げた際、爆発し残りの2体の頭部はビッグキャノンとスカイジェイカーの攻撃で倒される。
- 戦闘ロボット[21]
- 第2話に登場[21]。ギルドの戦闘要員。アジトでベンを護衛している。
- スカイジェイカーの攻撃を受けて倒される。
- 市民ロボット[21]
- ギルドのロボット。市民に偽装させたのと戦闘用の市民ロボットがいる。小森と高井戸、アキそっくりの市民ロボットも用いられた。
- 完全に人間と見分けがつかず、ギルドの構成員自身も、識別機が無い限り見分けることができない。当初は市民ロボットを破壊していたジャンパーソンが、無差別殺人を犯していると誤解されたほど。
- 市民ロボットはジャンデジックで倒され、他の市民ロボットたちはジャンパーソンがギルド本部を急襲した際、データが破損したため機能停止する。
- デザインは拔山敏弘が担当[20]。
ネオギルド
ギルド壊滅後にベン藤波の兄であるジョージ真壁が結成した組織で[10]、ギルドと同じくロボットマフィア。部下のほとんどはロボットだが、戦闘・潜入工作要員以外では人間の科学者も在籍している。ジャンパーソンが戦った組織の中では登場回数が一番多い(劇場版を含む)。
ジャンパーソンと逆に、人間の姿からロボットに変身する能力を持つロボットもいるが、変身能力の無いロボットもいる。ただし最も多いのは人間型ロボットで、戦闘時にはプロテクターを着用する。
ロボットの性能はギルド以上に強力で、ギルドには存在しなかった武官ロボットなどが登場している。ガンギブソンも、元々はネオギルドのロボットである。ロボット刑務所に配下を送り込むことでロボット刑務所を事実上掌握し、他にも種々の施設を所有している。また、ネオギルド製のロボットで市民ロボットとして生活している者も少なからず存在する。
ネオギルドのロボットは部品が特殊であるため、代用部品では修理も困難であることが複数のエピソードを通じて描かれている。
ジョージ真壁 ()- ネオギルドの首領でベン藤波の腹違いの兄。
- 光線銃を武器としており、バリアー装置付きのヘッドギアも着用。手の中で2個の金属球を転がす癖がある(金属球は実は手榴弾で、投げつけて攻撃に使うこともある)。
- 冷静沈着に振舞っているが情緒不安定で癇癪持ち。それゆえに部下に八つ当たりすることも少なくないが、精神論を強調するという意外な一面も見られる。弟と違い、肉体は人間のままであり、第27話では、影武者ロボットが登場。第40話では、自身と瓜二つの人材コンサルタント・田崎智と入れ替わり、ガンギブソンに取り入って、JP基地に潜入・爆破を試みた。
- 少年時代の真壁兄弟は、ロボット工学の権威である父親の真壁慎一郎と父が製作した執事ロボットのボニーと共にブラボータウンで生活。幸せな日々を過ごしていたが、街角でロボットが警官に追われている現場に出くわし、ボニーが止めに入る過程で思わず警官から銃を奪い取り、その銃を警官とベンに向けてしまい、ジョージの叫びでボニーは我に返り、銃を降ろしたが、警官に撃たれてしまう。その件の責任を問われた父親も心労で亡くなり、このことで兄弟は人間に憎しみを持つようになり、ロボットを差別する人間を殲滅し、ロボットが支配する世の中を目指すようになる[注釈 5]。
- 植物学博士である神野博士の下で助手として働いていたこともあり、その研究の中で生命の木の存在を知り、それが生み出す無限の生命エネルギーを得ようとしたこともあった。
- 第46話でネオギルドの本拠地でもあるブラボータウンのロボットたちを操り、ロボットと人間の戦争を起こす最終作戦を決行し、肉体は生身のままの非力な自分がロボット世界の支配者にならんとする。ジャンパーソンとガンギブソンに阻まれて失敗し、復讐心を乗り越えたガンギブソンにヘアバンドのみを破壊された後、本拠地を自爆。幸せだったころの家族の写真を見つめ、ベンとボニーの名を呟きながら、本拠地と運命を共にする。
- キャロル
- ガンギブソンのパートナーの女性型ロボット。ガンギブソンと同じ型のAIが用いられていることもあって、彼との絆は強い。銃使いのガンギブソンとは逆に剣を武器としている。
- ガンギブソンの命令違反に怒ったジョージがロボット刑務所の自爆装置を作動させた際の衝撃でAIを破損。ガンギブソンとジャンパーソンと鳴海圭一の3人に看取られながら機能を停止し、剣は墓標とされた。第48〜49話では同型のブラックキャロルが登場。
- ギルブラッカー
- 黒色のプロテクターを装着する男性型武官ロボット[23]。ギルドの暗殺・戦闘両ロボットと同一形式。
- ギルゴードン
- 金色のプロテクターを装着する男性型武官ロボット[23]。腕部と胸部のビーム砲、腰部のミサイル(テレビでは使用せず劇場版のみ)、背中のカノン砲(装備しないタイプもある)など、多数の武器を装着する。二体一組での戦法を得意とする。
- 『重甲ビーファイター』でジャマールの魔道士ジャグールの力で復活した時も二体一組で登場するが、一体は銀色になっており、内蔵されている武器もギルブラッカーと同じものに変わっている。
- シルバレラ
- 剣を武器とする女性型武官ロボット[23]。眼部にゴーグルを装着するタイプとしないタイプがある。ゴーグル装着タイプはゴーグルから光線を放ったり、口から冷凍ガスを噴射する。
- 近衛兵ロボット[23]
- いわゆる戦闘員に位置するロボット。ギルドの市民ロボットと外見が同じである[23]。顔は金色の他に銀や黒、白、半分金・黒がいる。黒いジャンパーを着ている姿が多い。
- 第5・9話ではジョージの側で護衛している。第5話の近衛兵ロボットは装甲を纏った姿である。
- 劇場版においては多数登場。第16話では頓田博士の部下、第22話はギルブラッカー型の部下として登場。以降の回では、最終決戦を含めほとんど登場しなくなったが、ネオギルドの人間型ロボットを破壊した際に、近衛兵ロボットとしての正体を現した例はある。
オメガDX ()- 第5話に登場[24]。腕部にバズーカを装備。ジャンパーソンの行動パターンをインプットすることで、先読みして攻撃することが可能。
- ジャンデジック・ワイヤーパンチ・ダークジェイカーの攻撃を完封するが、データに無かったアークファイヤー・ジャンブレーダーには対応しきれず撃破される。
ファルコン13 ()/木滑 剛 ()- 第9話に登場[25]。普段は人間(中年の男)の姿で、ネオギルド傘下病院の医師を装って目を付けた瀕死の患者をロボットスリーパーとすり替えていた。両手の鋭い爪とその上部に備え付けられた機銃を武器とする。
- ロボットスリーパーの計画を遂行するためジャンパーソンの行動を妨害するが、ジャンデジックとジャンバルカンの同時発射で撃破される。
- ロボット・スリーパー
- 第9話に登場[25]。人間と同一の外見と記憶を持つロボット。自分をロボットと知らずに日常生活を送るが、ネオギルドが犯罪を行う際にはコントロールされる。
- レンタルロボット シープ
- 第12話に登場[26]。研究所や国会などに貸し出される優秀で善良なお手伝い用ロボットだが、行動が全てネオギルドにモニターされており、ロボット自身も知らないまま重要情報をネオギルドに送信していた(実際多くの重要機関に配属されていた)。策略の発覚に際し、カルーラ高島の遠隔操作により暴動を起こす。
- カルーラが倒されたことで元に戻る。
カルーラ高島 ()- 第12話に登場[26]。シープのレンタル会社を動かす男装の女性型ロボット。全シープの遠隔操作能力や自爆スイッチを持つ。作戦の失敗でジョージに見棄てられたことに激昂し、それを利用してシープを暴走させる。
- 最期は苦し紛れにシープの自爆装置を作動させるが、ケビン(シープA38号)に取り押さえられた隙を突かれ、ジャンブレーダーの斬撃で破壊される。
U2 ()- 第14話に登場。人間の姿をした破壊工作用ロボット。戦闘能力はない。ジャンパーソンとの戦闘による記憶回路の故障で善良なロボットになり、偶然知り合った少年と心を通わすようになる。
- ドールマン
- 第14話に登場[27]。普段は若い男の姿。鋭い爪以外にも、腕部にマシンガンやレーザーを内蔵しており、身体を完全破壊されても手だけでレーザーを発射して攻撃できる。
R3号 ()- 第16話に登場[28]。ほぼ人間の恰好のロボットで、戦闘用の特殊能力・武器は備えていない。頓田博士の「ネオギルド精神注入棒」により精神力のみでジャンパーソンと戦うが、副作用で身体に衝撃を受けるたびに人格変化を起こすようになる。通称はサンちゃん。
頓田博士 ()- 第16話に登場[13]。数少ない人間の構成員。ネオギルド精神注入棒を発明した老科学者[13]。R3号の人格を弄んだこと(およびMX-A1時代のトラウマ)でジャンパーソンを激怒させ、殺されそうになるが直前に警察に逮捕され、命拾いする。
氷室 ()- 第21話・第22話に登場[29]。戦闘ロボット。普段はロボット刑務所の所長として活動している。戦闘時にはギルゴードンと同一形式で銀色のプロテクターを着用、肌も銀色になる。口にミサイルを内蔵。
- ジャイロ
- 第23話に登場[30]。ロボット刑務所で更生したロボット。
- 出所後は、周平たちにバスケを教えているが、ネオギルドへの復讐のために更生ロボットを次々と襲って回るガンギブソンに襲われて負傷。かおるの手で修復されるが代用部品ゆえに以前のような動きはできず、麗々虫に寄生されるが、改心したガンギブソンの案で彼の部品をコピーし、それを用いたことでジャイロを初めとした更生ロボットたちは、完全復活を果たす。
- 真壁のダミーロボット[23]
- 第27話に登場。ジョージ真壁の影武者を務めるロボット。
- ネオギルドのロボットでは最強の戦闘能力を持ち、一対一ではガンギブソンを圧倒している。指からベンより強力なレーザーを発する。体も頑丈でガンボルバーで撃たれてもそのエネルギーを体外に流し破壊を免れ、ホーミングブリッドも効かなかった。ジャンパーソン・ガンギブソンの2人がかりの攻撃で右腕を破損して逃げ帰り、本物のジョージ真壁によって破壊される。
- カーマン
- 第29話・第30話に登場[31]。潜入工作ロボット。人工衛星を通じてロボットの命と言えるチップを破壊する装置・ジーザスエンドの開発者である細川博士にすり替わったロボット。戦闘時には腕のみが変化し、その手から光線を放つ。
- ネオギルドが殺害した博士に代わってジーザスエンドの強奪を目論んでいたが、博士の息子に囚われていた。弟・正志を洗脳して脱出に成功し、正志を人質に取るもジャンパーソンとガンギブソンに奪い返され、ジーザスエンドが破壊された後にジャンバルカンで粉砕される。
- トコ
- 第35話に登場[32]。ロボット修理技師の、山上信一郎博士が助手として製作した女子高校生型ロボット。戦闘時にはシルバレラのプロテクターとバズーカを装備する。ネオギルドのあり方に疑問を抱き、山上博士とともに脱走を企てるが失敗。その山上博士を盾に脅迫され、ジャンパーソン・ガンギブソンと戦うことになる。
山上 信一郎 ()- 第35話に登場[13]。数少ない人間の構成員で、ロボット修理技師。助手ロボットとしてトコちゃんを作成し、義理の娘とする。上位者に媚びる卑屈な性格で、ジョージ真壁からもその性格をあきれられているが、技師としての能力は高く買われており、脱走未遂を犯しても助命されるほど。ジャンパーソンによって、トコちゃんの自分への愛情の深さと、トコちゃんへの脅迫がそれを利用してのものだった事実を突きつけられ、恥じ入ることになり、ネオギルドから離反する道を選ぶ。
M3 ()- 第36話に登場。遊園地に遊びに来た子供からシャドウロボットを探そうとした。胸部ビーム砲をベータレーザーと称し、これを多用してジャンパーソン・ガンギブソンを苦しめていた。配下に2体のロボットがいる。
純 ()- 第38話に登場[33]。少年型ロボット。身体に爆弾を内蔵している。ガンギブソンとジョージ真壁の決闘の伝令役となり、決闘時にガンギブソンへ自爆攻撃を仕掛ける。
- 暗殺ロボット
- 第38話に登場[33]。ガンギブソンとの決闘にジョージに加勢した10体のロボット軍団。ギルゴードン、シルバレラ、ブランボット、スコルピオンと同型のロボットと名称の明らかでないロボットが混在する。
- ガンギブソンとの戦闘により3体が撃破され、1体はジャンパーソンとガンギブソンの同時射撃で破壊される。ジャンパーソンにより5体が全滅させられた。1体は戦闘の様子は描かれていない。
- サイボーグ隊[34]
- 第41話に登場[34]。ネオギルドの精鋭部隊。部隊長はキル。敵対者の共倒れを狙う帯刀の計略に乗せられた挙句、マヤとシンディに倒される。
- マチェック
- 第42話に登場[34]。ガンギブソンとは顔見知り。一般人を次々と狙撃してガンギブソンにその罪を被せる。
- 日本の警察にガンギブソンを逮捕させ、ロボット刑務所という「国家権力の壁」の中でガンギブソンに攻撃を加えるも、強行突破してきたジャンパーソンの加勢により形勢が逆転。スピンドルキャノンを受けて破壊される。
- ロイド
- 第45話・第46話に登場[35]。人間とロボットが共存する街・ブラボータウンの教師ロボットだったが、その能力に目を付けた真壁に洗脳用の人工知能を取り付けられ、ロボットの人間への反乱の扇動に利用されていた。かつての教え子である祐二の再三の呼びかけの結果洗脳用の人工知能が停止しかつての自我を取り戻す。
- スコルピオン
- 劇場版に登場する戦闘ロボットで、ネオギルド暗殺ロボ軍団の団長[36]。腕部の発射式のスパイクと腹部のバズーカが武器。ギルゴードンとの協力攻撃でジャンパーソンを追い詰めるが、ジャンバルカンで撃破される。
- ブランボット
- 劇場版に登場する男性型ロボット。禿頭と珍妙なメイクが特徴で、頭部のみを分離させて攻撃を行う。
スーパー・サイエンス・ネットワーク
通称、SS-N[37]。綾小路麗子が率いる過激派科学研究団体で、普通のロボットを越えるジャンパーソンを生け捕り(捕獲)にすることと地球環境のため科学による世界制覇を目的にしている。作戦的には改造人間、もしくは人工生物などを多く使う。アジトの類には麗子の写真が掲げてある。
構成員である科学者たちはカリスマ指導者である麗子を「麗子様」と呼んで心酔しており[37]、その命令がどんなものであっても(「死ね」と言われても)従う。作戦行動や研究内容など手段自体は極めて先鋭化しているが、目的はあくまでも「地球環境の再建」という確固たる信条に基づいたものであり、終盤ではジャンパーソンを「善」と「悪」という概念の狭間で激しく苦悩させる。
初期においては登場頻度は多かったが、次第に少なくなった。退場も最も早く、第4クールでは最終決戦の登場のみとなった。
綾小路 麗子 ()- SS-Nの首領で[38]、博士号を持つ科学者。
- 初登場時は眼鏡をかけ、白いドレスを身に纏っていたが、その後は顔を白塗りにし真っ赤な衣装を着用する。外出する際には、化粧を落とし灰色の服に着替える。
- 部下からは「麗子様」と崇拝され、自らも彼らの命を投げ出す忠誠心に感激したり、動揺するなど部下思いな一面を持つが、ジャンパーソンに敗北した場合はどれだけ忠誠心厚い部下であろうと容赦なく切り捨てる非情な一面も持ち合わせている[注釈 6]。
- 両親も優秀な科学者であり、ヒメハル草が咲けないほどに環境汚染が進んだ地球が復活することを信じて、実験用宇宙ステーションに移住。そこで生まれた麗子は両親から「地球は美しい星」と言われて育ち、地球に対する憧れを募らせていたが軍事衛星の衝突事故でステーションは崩壊。両親を一度に亡くし、自身は唯一無事だった脱出ポッドに乗せられて、地球に帰還。父親の同僚である倉橋に育てられながら、両親の形見であるヒメハル草の種[注釈 7]を植えて育てることを夢見るが、地球環境の劣悪さに絶望し、「人間は地球環境の敵」という急進的な思考に走り、SS-Nを結成する。
- 最終作戦において、自らを超獣神に改造し、全人類肥料化を企んだが、ジャンパーソンチームの前に敗北。元の姿に戻った後、両親との思い出の8ミリフィルムを観ながら、地球への思いを募らせて息絶え、亡骸は光の粒子と化して消滅。形見のヒメハル草の種はジャンパーソンが引き継いだ。
冷凍男 () /工藤 助三 ()- 第6話に登場[24]。SS-N第1の刺客で、冷凍ガスを吐く能力を持つ。本来は触れたものを凍らせる能力であったが、ドクター椎名による強化改造で変化した。
- 元は冷凍倉庫に閉じ込められた作業員であり、脱出するまでの長期間零下の世界にいたために肉体が変異した。そのため、通常の気温下ではその肉体を維持できない。
- 決して悪意のある人間ではなく、マスコミに変異した肉体を「化け物」扱いされたことへの怒りを利用されて強化改造された悲劇の存在。改造後はジャンパーソンのスキャンにより「バイオモンスター」と分析されている。
- 強化された冷凍能力でジャンパーソンと交戦。交戦中に偶発的に起きた爆発で高熱に晒され、ジャンパーソンに看取られながら水となって消滅。残されたヘッドギアはジャンパーソンのジャンデジックで破壊される。
ドクター椎名 ()- 第6話に登場[13]。工藤をアイスマンに改造した科学者。35歳[13]。自身の体内に爆弾を埋め込み、そのための起爆装置を麗子に贈るほど、麗子への忠誠心は高い。
- 麗子の命により、ジャンパーソンを生け捕りにすべく、アイスマンをジャンパーソンと交戦させるが失敗。死刑の代わりに暗い地の底に落とされる。
西園寺博士 ()- 第8話に登場[12]。最初に付着した人間の形を認識し、それを浴びせた相手をその姿に変える形状記憶細胞[25]を開発したバイオ科学者[12]。「麗子様のNO.1お気に入り」を自称するも、実際の麗子からの信頼度は極めて低い。
- 凶悪強盗犯・マシンガンジョーの形状を取った細胞をジャンパーソンに浴びせ、ジョーに仕立てた彼を警察に追わせるが、本物のジョーが改心したことで計画が頓挫。
- 最後は事故で自らが形状記憶細胞を浴びてジョーの姿になった末、警察に逮捕される。留置場には既に逮捕されていた本物のジョーがおり、どちらが本物かで新しい混乱を招く。
大黒 ()/泉谷 大吉 ()[12]・恵比寿 ()[注釈 9]/泉谷 中吉 ()[12]- 第10話に登場[25]。人々に催眠術をかける打ち出の小槌型の超音波発生装置[25]を用いて強盗を行っていた工作員。名前の通り、大黒天と恵比寿の服装をしている。小槌の他に米俵や鯛の形をした爆弾を武器に使う。
- 催眠術をかけられた人間は幸せな夢を見るようになり、自力では目覚められずいずれ衰弱死する。対処には打ち出の小槌が必要。
- ジャンパーソンにも催眠術をかけて眠らせ、解体するところを中継して麗子に見せようとした。催眠術をかけられたジャンパーソンは「戦いを終え、子供たちに感謝される」という夢を見ていたが、すぐにそれが夢だと気づき「夢は所詮、夢」と振り切って自力で目を覚ます。
- 目を覚ましたジャンパーソンによって警察に引き渡され、麗子にカメラ越しに助けを乞うもカメラが爆発、見捨てられる。打ち出の小槌は病院に運ばれ、眠っていた人々は夢から覚める。
大崎 ()- 第13話に登場。SS-N工作員の隊長。外見は迷彩服を着用する普通の人間だが、銃弾が全く通用しない。作中では正体について言及が無く、ただの人間ではないことだけが語られている。
- 暴走した鉄鋼兵のビームを浴び、部下共々消滅する。
鉄鋼兵 ()- 第13話に登場[40]。富嶽山系から発掘された超古代文明のロボット。外見はジャンパーソンに似ている。額から強力な光線を放つ。
- 大崎がコントロール装置を手に入れるも暴走する。鉄鋼兵が登場した際、まだジャンパーソンの正体が明らかになっていなかったことからジャンパーソンも鉄鋼兵ではないかと思われていた。
- パンサーレディ[41][注釈 10]/
石黒 小夜子 ()[12] - 第19話に登場[41]。電送スーツによりダイヤを盗み、またジャンパーソンの身体に侵入して苦しめた女科学者。この電送スーツは受信機を外されると現実世界に出てしまう。
ドクター甲賀 ()/青木 マサオ ()- 第20話に登場[41]。忍者部隊を率いる隊長にして、学会を追放された遺伝子科学者。
- 猿飛佐助の子孫を探しており、その子孫である小野信男を復活光線で忍者に変えている間に信男の忍者細胞を手に入れようとするが、ジャンパーソンに阻まれて、敗北・逮捕される。
麗々虫 ()[30][42]- 第23話に登場[30]。虫型のバイオ生命体。見た目は小さな芋虫だが、コンピューターに取り付いて、文字通り食い荒らし、操る能力を持つ。エサはAIチップ。複数おり、各個体同士は精神感応で感覚を共有している。高熱に弱い。
- 2匹が前線に赴き、1匹はジャンパーソンとガンギブソンに交互に取り付いて戦わせ、もう1匹はジャイロに寄生した後、ジャイロを修理するために運び込まれたJP基地で、その姿を現す。JP基地で暴れているほうが高熱に弱いことが判明したことから、ジャンパーソンはアークファイヤーでガンギブソンに取り付いているほうの麗々虫を追い払い、ガンボルバーでトドメを刺される。さらに倒された麗々虫の苦しみと悲しみが他の麗々虫にもテレパシーで伝わり、それに耐えられなかったことから、全ての麗々虫が消滅する。
- 人間モドキ[30][注釈 11]
- 第24話に登場[30]。ドクター三山の手で製作されたバイオモンスター。外見ばかりでなく、精密検査上も全く人間と違いがなく、ジャンパーソンのスキャンでも人間としか判別できないほど。人工タンパク質でできており、完全に粉々にしなければ何度でも復活する不死身の身体を持つ。ふてぶてしい性格であり、麗子のことも「お嬢」と呼ぶが、麗子からは度胸を気に入られる。
- 孤独な名無しの女性を飛び降り自殺から救い、彼女との交流から、自身の存在に悩み、「人間なら人間、怪物なら怪物の姿にしてくれ」と自らの姿を改造するように三山に懇願するが、「人間の形をした化け物」に意味があるという答えを返される。名無しの女性の言葉に心動かされたジャンパーソンとかおるの連携により、ジャンバルカンで消滅したように見せかけてかおるの手で助け出され、自分を求めた女性と共にどこかへと旅立つ。
ドクター三山 ()- 第24話に登場。人間モドキを制作した科学者。3年前、妻子に逃げられている。
- 反旗を翻したモドキを捕らえるがジャンパーソンにモドキを倒されたことで麗子の怒りを買い、命乞いも空しく、暗い地の底に落とされる。
軽部博士 ()[12]- 第28話に登場[12]。「SS-N一の天才、オカルト科学の権威」を自称する科学者。空間ワープシステムの研究をしていた阿久津博士を幽霊として蘇らせその研究成果を奪う、という幽霊作戦を実行するも家族を捜し求める阿久津博士に逃げられ、その後自ら死んで幽霊となり空間ワープシステムを奪おうとするも家族をこの世に戻そうとする阿久津博士と共に霊界に入る。
洞田博士 ()- 第33話に登場[13]。超能力を研究する科学者。「〜だべ」が口癖。
- 麗子からはホラ吹きと思われていたが、研究成果で超能力を身に付けた後、赤い特殊スーツに身を包み、ダベ星人[32]を名乗り、超能力の素質を持つ4人の人間を灰色のダベ星人に洗脳して、侵略を開始する。UFOも駆使して、ジャンパーソンとガンギブソンを苦しめるが、最終的には、ジャンデジックとジャンバルカンの同時撃ちでUFOもろとも散り、ダベ星人にされていた者たちも正気に戻る。
倉田 真一 ()- 第33話に登場[12]。ダベ星人として利用されていた超能力者の1人でかおるの警視庁時代の後輩。倉田ゆりという妹がいる。
- かおるに恋心を抱いており、偶然かおると再会したことで記憶と恋心を取り戻すがかおる捕獲のために利用される。最終的には改心し、かおるに相応しい男になる決意をする。
赤竜 ()[34]- 第41話に登場。SS-Nのバイオモンスター部隊を率いる隊長。
- 影田の策により、ネオギルドと交戦。魔神島での戦いの最中、マヤとシンディに襲撃され、マヤの剣の前に散る。
コマンダー黒木 ()- SS-Nのバイオモンスター部隊を率いる隊長。武器は槍と光線銃であり、槍は4人の部下たちも使用。
- 麗子が超獣神と化した後、超獣神計画に関するフロッピーを手にし、SS-Nを脱走した関根たち6人の科学者のうち、4人を部下たちに粛清させ、関根と司馬は自身の手で粛清する。ジャンパーソンとガンギブソンを超獣神と共に苦しめるもスピンドルキャノンの砲撃を受けて部下共々消滅した。
関根 正道 ()- 第43話に登場[12]。SS-Nの科学者の1人。専門は金属工学[12]。41歳[12]。
- 司馬たちと共にSS-Nを脱走し、司馬に超獣神に関するフロッピーを託した後、黒木の光線銃を受けて息絶える。
司馬 隆行 ()- 第43話に登場[12]。SS-Nの科学者の1人。専門は精密電子工学[12]。27歳[12]。
- 関根たちと共に脱走し、関根からフロッピーを託される。それをジャンパーソンに渡すことに成功するが直後に黒木が投げた槍で自身は粛清される。
ドクター広瀬 ()- 第43話・第44話に登場[13]。SS-Nの科学者の1人。専門は理論物理工学。25歳[13]。
- 超獣神計画に携わるワープ装置開発主任[13]。最終的には4人の科学者仲間共々、志願する形で肥料になる。
倉橋 歳三 ()- 第43話に登場[12]。麗子の養父で植物科学者。67歳[12]。
- 麗子の父の友人であり、40年前までは植物研究所で共にヒメハル草の研究をしていた。麗子が両親を亡くした後、彼女を育てるが、地球救済のために人類滅亡を選んだ麗子を止めることが出来ず、彼女からのスカウトも拒むが排除はされず、麗子から彼女と両親の平和だったころの8ミリフィルムを預かることになる。
- 超獣神となった麗子の説得を試みるも届かず、肥料にされる。
帯刀コンツェルン
帯刀龍三郎を総裁とする大財閥。表世界の政財界を牛耳っているが帯刀自身は裏世界でも世界制覇を企んでいる。
表立って行動することは少なく、傘下の企業の開発品や他の組織を動かした作戦行動をしていたがセーラの戦死を経て、帯刀がビルゴルディに変貌した後はビルゴルディ自らが残虐な作戦を実行するようになった。ただし最初に自ら指揮をとった作戦で「ネオギルドでもスーパーサイエンスネットワークでないもう一つの組織」とジャンパーソンに認識されてこそいたものの戦いの際は常にビルゴルディの姿であったため、ジャンパーソンたちは組織の名を帯刀コンツェルンと認識することは最後までなく、再戦以後はビルゴルディを組織名の代わりの呼び名にしている。
当初は3組織で最も出番が少なかったが、ビルゴルディの登場後は宿敵として描かれることが多くなり、物語の最後まで残った敵組織でもあった。
帯刀 龍三郎 ()- 帯刀コンツェルンの総裁。ギルド壊滅後の第3話で初登場。
- 登場するたびに色々な種類のペロペロキャンディを持っている[37]。秘書に服を着せてもらう、思い通りにいかないとだだをこねるなどといった、幼児的な言動の多い無邪気でユーモラスな性格。しかしながら冷酷な犯罪者の性格を垣間見せ[37]、その時は眼鏡を外す癖がある(時々外さないこともある)。
- 第25話で秘書であるセーラを亡くして以降は、冷酷な面をより表に出すようになり、第31話でMX-A1プロジェクトの責任者である時実博士に自らを改造させ、「ビルゴルディ」に変貌した。以降は無邪気さを現さなくなったため、眼鏡を着用したり、キャンディをなめることもなくなった。しかし、第39話では1個だけ残っていたペロペロキャンディを子供の姿の再生セーラに与えている。
- 帯刀コンツェルン総裁としての表向きの顔(第3、37話のみ)では、幼稚な面も凶暴な面も共に見せず、優秀な経営者、大人の常識人として振る舞う。この姿の時は部下にも敬語で話すものの裏の顔同様従わざるを得ないと感じさせるほどの威圧感を相手に放つ(海底開発の中断命令に、責任者の真田博士は従わざるを得なかった)。
- デザインは拔山敏弘が担当[20]。
ビルゴルディ BILLGOLDY | |
---|---|
身長 | 192 cm[43][44] |
体重 | 120 kg[43][44] |
パンチ力 | 18 t[44] |
キック力 | 40 t[44] |
ジャンプ力 | ひと跳び30 m[43][44] |
走力 | 100 mを6.0秒[43] |
- ビルゴルディ
- MX-A1第2次プロジェクトにより誕生したバイオボーグ[44]。自らを魔王と呼称する。タイトルなどでは「BG」と略して表記されることもある。帯刀が時実博士に自らを実験台として改造させた姿であり、ジャンパーソンの強化発展型でそれ以上の性能を持つ。超高速アクチュアルコンピューターを内蔵しており、帯刀の思考を0.01秒で全身に伝えることが可能[45]。
- 内蔵武器はジャンパーソンとほぼ同一[44]。外部装備はゴールドデジックとバックレットジャマーで[44]、ジャンパーソンからダークジェイカーのコントロールを奪うことも出来る[注釈 12]。初登場時は、その外見からマスコミにジャンパーソンと誤認され、帯刀自らも、その外見を悪用して、ジャンパーソンが悪事を働いたかのように工作したこともある[ep 8]。他、ジャンパーソンにない機能として、バックレットジャマーの手甲と胸部からバックレットビームを放つ。さらに強力なキック技ゴルディ・フライングバスターを必殺技とする[44]。外部装甲はジャンパーソンの1.5倍の強度を持つ。
- 上記の通り、帯刀は作中後半より無邪気さが失われているが、これはビルゴルディへの改造手術時に頭に装着した頭脳制御装置ブレインバイスの効果で人間としての良心の迷いを断ち切っているためである[46][44]。一方、秘書たちへの愛情らしきものは残っており、自身の身を挺して庇ったり、彼女たちが戦死した際には慟哭し、最終的には見限ったとはいえ、セーラの復活を喜ぶ姿も見せた。
- 第47話でスパイとして潜入したかおるに正体を知られ、第49話でかおるからのメッセージにより、ジャンパーソンたちも知ることになる。最終話でハイパーサブリミナルを利用した世界同時クーデターを起こし、自分と同じバイオボーグ軍団も作り上げようとしたが、かおるの手でハイパーサブリミナルを解かれ、ガンギブソンの手で被験者たちも抑えられた。自らMX-A1に戻ったジャンパーソンとの戦いにおいては、ジックキャノンとスピンドルキャノンの直撃に耐えながらもジャンブレーダーで身体を貫かれたことで致命傷を負う。白髪と化した状態から必ず戻ってくることを暗示させるセリフ「アイルビーバック!(また戻ってくる(英語:I'll be back))」を言い放ち、断末魔を上げて爆死する。
- 後に、96年制作の『重甲ビーファイター』の第52話特別編「集結!! 3大英雄(ヒーロー)」でジャマールの魔道士ジャグールの力で復活、断末魔の内容通りに再登場を果たす[注釈 13]。最終的に破壊神ジャグールに吸収されるもジャグールが大ダメージを受けた際分離した腕はそのまま消えず、ジャグールを地獄に引きずり込んだ。
- 決めゼリフは「BILLGOLDY FOR EVIL(ビルゴルディ・フォー・イビル)!」。
- 帯刀の秘書
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- セーラ
- 帯刀の秘書。主に利用しようとする組織や人物への交渉を担当し、ゲストキャラの刺客や組織を指揮しジャンパーソンたちに挑む。生身の人間であるため直接の戦闘はゲストの刺客に任せ、自身は指令に徹することが多いが、銃やボーガンを用いてサポートに回ることもある。作戦活動時にはライダースジャケットにブーツを履いたスタイルになり、バイクで行動することも多かった。帯刀には、時折見せる凶暴性に若干の恐怖心も抱いていたが、曲りなりとも大きな野望を夢見る無邪気さには純粋な好感も持っており、忠誠心は高い。
- 第25話にて、帯刀に最後通告をされたことから、ルーゴもろともジャンパーソンたちを倒そうとするが、ルーゴの放った弾丸で部下のバズーカ砲が爆発したことで自身が最期を迎える。
- 第39話において、東博士に生前託していた遺伝子によって超能力を持つクローンとして復活したが、常人の数十倍の速さで年を取っていくため、最初から余命はわずかな状態だった。そんな自分に優しさを見せたジャンパーソンと兵器として使役する帯刀との間で揺れ動いた末に非情の魔王ビルゴルディと成り果てて無邪気さを失った帯刀への失望を叫んで反逆。マヤの光線銃とビルゴルディのデュアルレーザーで致命傷を負った後、ジャンパーソンとガンギブソンに看取られながら息を引き取る。
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- マヤ
- 同じく帯刀の秘書。帯刀の用心棒的存在で、戦闘時は赤い装甲が付いた赤色のボディスーツ姿となり、銃や剣を振るう。生身の人間であるが、ロボットであるジャンパーソンとガンギブソンを圧倒するほどの異常に高い戦闘能力の持ち主。
- 当初、髪型はポニーテールにしたストレートのロングヘアだったが、中盤以降はショートカットにしている。
- 最終話でガンギブソンの腕を剣で切り落とすが、ガンギブソンに折れた剣先で首を切り裂かれ死亡した。
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- シンディ
- セーラの後任の秘書。鞭とボーガン、光線を放つリモコン(主に終盤)が武器。マヤのように格闘に長けていないが同様に血の気が多い。
- 最終話ではガンギブソンを道連れにしようと自爆するが失敗し、死亡。
- ストリートファイター
珍 大光 ()・珍 小光 ()兄妹、バウンティキラー ジャンゴ、風魔忍者怒鬼 () - 第3話・第4話に登場[47]。帯刀に雇われた刺客たちで、帯刀コンツェルン配下としては初めてジャンパーソンと対決した。
- 珍大光は柳葉刀、小光はサイを用いる。ジャンゴは拳銃・ライフル・バスーカの名手であり、怒鬼は兜割りとナイフを持ち、土遁と雷遁の攻撃を得意とする。小光は激戦の爆発に巻き込まれて死亡し、大光とジャンゴ・怒鬼はそれぞれ単独でジャンパーソンに挑むも敗れ、身に着けていた爆弾の起爆スイッチを押して自爆死する。
- デザインはいずれも拔山敏弘が担当[22]。
板倉 ()[12]- 第7話に登場[12]。コンツェルン傘下の強盗団の首領。黄色塗りのメイクが特徴で「完璧だ」が口癖。
- 帯刀の依頼でロシア王朝のダイヤ・雪の女王を狙う。
- 雪の女王のお披露目会に出席する少女を脳波コントロール装置[24]で洗脳、見事にダイヤを盗んでみせるが、偶然からその装置の電波を少年が受信したことから計画が発覚。ジャンパーソンに敗れて逮捕される。
- タケガミファミリー
- 第11話に登場[12]。コンツェルン配下のマフィア。ボスはデニス竹上[12]。ロボットハンターミサトをそそのかし、ジャンパーソンを襲わせる。
- エンジェル
- 第15話に登場。破壊工作用ロボットを欲しがった帯刀の発注を受けて西村卓博士が、西村ロボット工学研究所で製作した戦闘用ロボット。
- 爆発事故で研究所と西村博士のみならず、自身と生まれた場所と生みの親の名前以外の記憶をも失い、彷徨った末に行き倒れたところを町工場の人たちに拾われる。
- 胸部にマシンガンとビーム砲を、腕に電磁バリアを内蔵し、飛行能力も有するが記憶を失っていたため、自分のことを「ただの作業用ロボット」「何の特殊能力もない」と思い込んでいた。
- 町工場の一員として幸せな日々を過ごしていたが、不運にも帯刀に発見されて自身の生まれた理由を教えられた挙句、町工場の人たちの身の安全と引き換えに従属を余儀なくされる。
- 悲観の余り己の出生を呪って自暴自棄になり、自嘲するかのように「黒い天使」を名乗って派手なテロ活動を繰り返したが、ジャンパーソンに敗北[注釈 14]。最後は町工場の人たちに別れを告げてから、ジャンパーソンの付き添いで自首する。
ジェフ権藤 ()- 第17話・第18話に登場[12]。国際兵器マフィアの幹部[12]。38歳[12]。
- 新しい兵器を作らせるためにかおるを狙っていた。コンツェルンの傘下ではないが、かおるからジャンパーソンの秘密を探り取ろうとした帯刀と利害が一致し、手を組んだ。
- ルーゴ
- 第25話に登場[30]。バウンティハンター・ジャンゴの弟。
- ジャンゴの仇を討つべく、3ヵ月前、ワザと両腕に重傷を負わせた状態で国立電子医療センターに現れ、センターで開発された思考連動システム[30]による機械の両腕を弓野美紗の判断で得て、2ヵ月後に失踪。思考連動システムにより、敵を認識した瞬間に銃を撃てるようになったことから、ジャンパーソンは勿論、ガンギブソンですらも上回る早撃ちが可能となった。しかし、思考連動システムは未完成の技術であるため、人体への負担が極めて大きく連続使用が困難という欠陥がある。ジャンパーソンとガンギブソンを付け狙うも戦いの最中、システムの負荷で弱体化。美紗が持ってきた安全回路を破壊してでも戦い続けようとするが、ジャンパーソンの捨て身の行動で改心。襲撃してきたセーラと帯刀配下の戦闘員の一団をレーザー銃の銃撃で倒した後、ジャンパーソンの電子頭脳の集中制御回路を安全回路に代用したことで一命を取り留め、美紗の付き添いの許、リハビリの日々を送る。
- リオ
- 第34話に登場[32]。異星の少年戦士。
- 頭に想像した武器を実体化させる能力を持っており、主に二連装光線銃を使用。現地の生命体に擬態することも出来る。
- 戦争ばかりしている星に生まれ、戦い続けていたが、両親を戦いに巻き込んで死なせてしまったことから、戦いのない世界を求めて、宇宙船で旅立つ。地球を訪れたが宇宙船の故障で墜落したショックで記憶を失い、能力に目を付けた帯刀によって、「両親をジャンパーソンに殺された」という偽の記憶を植え付けられ、ジャンパーソンを倒そうとするが、記憶を取り戻した後、ビルゴルディのゴールドデジックで負傷。ジャンパーソンに看取られながら息を引き取り、ジャンパーソンがビルゴルディを退けた後、遺体は光の粒子となり、天に昇って行った。
- サイレント
- 第37話に登場[48]。帯刀海底開発の深海作業用ロボット。
- 世界中の子供たちのために海底パラダイスを恋人ロボットのジェルソミーナと共に建設することを夢見ていたが、帯刀の策略でジェルソミーナを喪い、その仇をジャンパーソンだと思い込まされて暴走する。
- 深海での活動を前提としているため、その装甲はジャンバルカンさえも通さないほど頑強だが、反面暴走した際は人工知能にも手を付けられない状態になるため、最期は同じ悲しみを知るガンギブソンのスピンドルキャノンにより撃破される。
影田 黒彦 ()[12]- 第41話に登場[12]。帯刀コンツェルンのスパイ[12]。
- SS-Nに潜入し、ネオギルドに扮したマヤとシンディを誘導して、SS-Nを襲撃した上でネオギルドの仕業に見せかける。それにより、ネオギルドはSS-Nと交戦。さらにケイを使って、ジャンパーソンを魔神島に誘導する。現地において、ネオギルドとSS-Nを一網打尽にするもののジャンパーソンたちとビルゴルディたちの戦いの最中、島の罠に自身がハマり、鎖で宙吊りにされる。
- ケイ
- 第41話に登場[34]。影田の娘を装う少女型アンドロイド。通信機能と自爆機能を持つ。
- 影田が捕われたふりをした後、父の救出をジャンパーソンに哀願し、魔神島に誘導。ガンギブソンに正体を知られたため、ガンギブソンを巻き込んで自爆しようとするも振り払われたために自身のみ最期を迎えた。
- ブラックキャロル
- 第48話・第49話に登場[49]。キャロルの同型。かおるがキャロルの墓に埋葬されていたオリジナルのAIを基に作り出し、ブラックキャロルの名の通り、身体の一部分が黒になっている。
- 表向きは「ガンギブソンをおびき寄せつつ、ジャンパーソンと仲違いさせるため」とされているが、実際はかおるからのメッセージを伝えるためであり、ビルゴルディのゴールドデジックで機能停止する直前、自身のAIをガンギブソンに託す。亡骸はバックレットジャマーからの光線で破壊された。
注釈
- ^ 人間体が出てこないものの、番組開始前には『仮面ライダーZO』と合同で主役が公募されたこともある。[要出典]
- ^ ジャンパーソン曰く「精神的外傷(トラウマ)」。
- ^ 書籍によっては「jump+person」と記述している[3]。
- ^ 第1話の最後で小森が見ていたテレビの中継で、「無力な警察」と言ってのけている。
- ^ ジャンパーソンに復讐を指摘された際には、それを否定している。また、ガンギブソンからは「お前は、この町から離れることの出来ない、ただの甘えた子供にすぎなかった」と評された。
- ^ 一方で終盤を除けばあえて手にかけるようなことはほとんどせず、また、特別な感情を抱いていたパンサーレディが逮捕された際は彼女の仇打ちを誓ったこともある。
- ^ 父に手渡された際、地球のヒメハル草は2年前に絶滅したことを知らされる。
- ^ アイスマン、形状記憶細胞の開発、麗々虫、人間モドキは超獣神を創り出すための試作だった。
- ^ 書籍『全怪獣怪人大事典 中巻』では、名称をエビスと記載している[39]。
- ^ 書籍『全怪獣怪人大事典 中巻』では、名称をパンサーレディーと記載している[42]。
- ^ 書籍『全怪獣怪人大事典 中巻』では、名称をモドキと記載している[42]。
- ^ 後にかおるによって防止策が取られた。
- ^ その際、初期のようにキャンディを舐めていたが、すぐに握り砕いて凶悪な性格を表す。
- ^ この件は新聞で「“黒い天使”荒野に散る!!」と報じられたため町工場の人たちはエンジェルが死んだと思って落涙したが、実際は事情を汲んだジャンパーソンの気遣いにより戦闘用の機能を削除してもらった上で一命を取り留めている。
- ^ ビルゴルディは第31話から登場。
- ^ 第6話まで小峯裕一と表記。第2話までは声が加工されている。
- ^ 11月7日は第25回全日本大学駅伝中継のため放送休止。
- ^ 同話数にて、作中に登場する企業の名は本放送時は「関東化学」であったが、映像ソフトと再放送では「IS化学」に差し替えられている。
- ^ 1月2日は各局正月特番を放送のため休止。
- ^ 火曜17時28分から遅れネット
- ^ 日曜8時には自主制作番組『提言の広場』が編成されたため、金曜17時に遅れネット。
- ^ 1993年9月までの社名は『静岡県民放送』(通称:静岡けんみんテレビ)で、同年10月に現社名に変更された。
- ^ 『重甲ビーファイター』のカブトがジャンパーソンとガンギブソンのことを知っている。ガンギブソンの声については、オリジナルキャストの鳥居賞也が当時フランスに留学中で不在だったため松本大が担当している。
出典
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- ^ 『山形新聞縮刷版』平成5年4月、46頁、1993年4月2日『山形新聞』朝刊18面(山形新聞社)。
出典(リンク)
参照話数
固有名詞の分類
映画作品 |
禁じられた肉体 お伝地獄 特捜ロボ・ジャンパーソン 潜航艇C一号 カーサ・エスペランサ〜赤ちゃんたちの家〜 |
架空の警察官 |
古畑任三郎 十津川省三 特捜ロボ ジャンパーソン レストレード 佐藤美和子 |
架空のロボット |
ガンツ先生 ザ・ドラえもんズ 特捜ロボ ジャンパーソン 機動警察パトレイバーの登場メカ 美凰 |
山川啓介の楽曲 |
特警ウインスペクター 青春は最後のおとぎ話 特捜ロボ ジャンパーソン 恐竜・怪鳥の伝説 夜明けを告げに |
浜圭介の楽曲 |
望郷じょんから 夢おんな 特捜ロボ ジャンパーソン すずめの涙 心凍らせて |
メタルヒーローシリーズ |
特警ウインスペクター ビーロボカブタック 特捜ロボ ジャンパーソン 重甲ビーファイター 巨獣特捜ジャスピオン |
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