河内大和 人物・略歴

河内大和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 21:11 UTC 版)

人物・略歴

山口県岩国市出身。山口県立岩国高等学校卒業。雪国に住んでみたいと受験した北海道大学に不合格となり、後期日程の新潟大学工学部建設学科に合格し、入学と同時に新潟大学演劇研究部に入部。演劇に傾倒し、4年目に一年休学したうえで大学は中退した[2]

休学と同じくして新潟市に大型のホール・りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)が設立され、俳優養成の劇団も立ち上がり、そこでシェイクスピアの作品『夏の夜の夢』に出会う[3]

2000年、「リチャード三世」(東京公演)のケイツビー役で俳優デビュー。本格的に俳優活動を始める。

2004年より「りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ」の立ち上げから参加し、『マクベス』や『ハムレット』など、シェイクスピア作品の主役を数多く演じる。27歳ごろ、挫折して演劇から離れ実家に帰り、アルバイトや絵を描いたりして過ごす。一年半後、再び新潟で俳優復帰。その後2010年に東京進出し、舞台を中心に活動の場を広げる。上京二日目に東日本大震災に遭遇する[4]

2013年には、「シェイクスピアの道の極みを追い求めたい」との思いから、シェイクスピアユニット「G.GARAGE///(ジーガレージ)」[注 1]を立ち上げ、企画・演出も手がける。

2015年、彩の国シェイクスピア・シリーズ第31弾『ヴェローナの二紳士』にてメインキャストに抜擢され、シューリオ役で脚光を浴びる。以後、同シリーズでは『ヘンリー五世』でフルエリン大尉、『ヘンリー八世』でノーフォーク公爵を演じるなど出演を重ね、2021年には、NODA・MAP番外公演『THE BEE』のメインキャスト4人の中の1人に抜擢され、大きな反響を呼んだ。

2023年TBSテレビ日曜劇場『VIVANT』でドラマ初出演を果たす[5]


注釈

  1. ^ ユニット名は、本人が宇宙と車(ガレージ)が好きであることに由来している。

出典

  1. ^ 【VIVANT】ワニズ演じた河内大和 18歳から演劇→27歳で挫折→40歳までアルバイト「奇跡が続いて出演に」(ENCOUNT)”. 2023年9月30日閲覧。
  2. ^ 【VIVANT】ワニズ演じた河内大和 18歳から演劇→27歳で挫折→40歳までアルバイト「奇跡が続いて出演に」(ENCOUNT)”. 2023年9月30日閲覧。
  3. ^ 【VIVANT】ワニズ演じた河内大和 18歳から演劇→27歳で挫折→40歳までアルバイト「奇跡が続いて出演に」(ENCOUNT)”. 2023年9月30日閲覧。
  4. ^ 【VIVANT】ワニズ演じた河内大和 18歳から演劇→27歳で挫折→40歳までアルバイト「奇跡が続いて出演に」(ENCOUNT)”. 2023年9月30日閲覧。
  5. ^ 「VIVANT」ワニズ外務大臣はドラマ初出演だった 撮影後はベキが握手「温かさに涙」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース”. 2023年9月19日閲覧。
  6. ^ “河内大和のG.Garage///が「ヘンリー四世」二部作を一挙上演”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年10月4日). https://natalie.mu/stage/news/543586 2023年10月4日閲覧。 
  7. ^ Inc, Natasha. “ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険」ジョジョ役は松下優也・有澤樟太郎、ディオ役に宮野真守(コメントあり)”. ステージナタリー. 2024年2月10日閲覧。
  8. ^ 宮沢りえが“女性に変身した青年貴族”演じる「オーランド」演出は栗山民也、共演にウエンツ瑛士ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年1月11日). 2024年1月11日閲覧。
  9. ^ 日曜劇場『VIVANT』に檀れい、濱田岳、櫻井海音、河内大和、坂東彌十郎、林原めぐみ、西山潤、井上順ら19人が出演決定”. 2023年9月17日閲覧。
  10. ^ 日曜劇場「アンチヒーロー」岩田剛典ら40名の出演者が一挙発表”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年4月5日). 2024年4月5日閲覧。


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