日本楽府 内容

日本楽府

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/22 02:20 UTC 版)

内容

主な漢詩
番号 人物
1.日出處 神武天皇 日出處,日沒處,兩頭天子皆天署。

扶桑鷄號朝已盈,長安洛陽天未曙。 嬴顛劉蹶趁日沒,東海一輪依舊出。

2.東征渉 日本武尊 東征渉,冥勃。

吾妻先,我没。

51.揖英雄 北条早雲
54.川中島 上杉謙信
64.碧蹄驛 小早川隆景
65.夜叉來 加藤清正
66.裂封冊 豊臣秀吉
  • 1・日出處。煬帝が「不悦」と、気分を害した、推古朝の聖徳太子が関わった国書「日出處天子致書日沒處天子無恙。」の故事に拠る[2]
    • 韻式は「aaaabb」。韻脚は「處處署曙 沒出」で、平水韻去聲六御、入声四質、外。次の平仄はこの作品のもの。

●●●(韻) ●●●,(韻) ●○○●○○●。(韻) ○○○●○●○, ○○●○○●●。(韻) ○○○●●●●, ○●●○○●●。(韻)

  • 54・川中島。『日本外史・卷十一・上杉氏』でも頼山陽は「川中島の戦い」を取り上げている。

鞭聲(べんせい)粛々、夜(よる)河を過(わた)る。
暁に見る、千兵の大牙を擁するを。
遺恨十年、一剣を磨き、
流星光底、長蛇(ちょうだ)を逸す。[3]

資料

読みやすい本では、渡部昇一『頼山陽「日本楽府」を読む』(全3巻)がある。PHP研究所より、新版が選書で出されている。

関連項目


  1. ^ 役所のときは「楽府(がくふ)」、詩のときは「楽府(がふ)」と読み分ける。
  2. ^ 「蘇る日本史[1]」1~29ページ(渡部昇一、PHP研究所)
  3. ^ 渡部昇一『頼山陽「日本楽府」を読む』(第3巻)より「54.川中島」


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