怒首領蜂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 05:58 UTC 版)
高難度の2周目
当作品には、ノーコンティニューで下記の条件のいずれかを満たした時のみ挑戦可能な2周目が存在する。
- 5,000万点以上
- ミス回数が2ミス以内
- 蜂アイテムパーフェクト(各ステージに存在する13個の蜂を全てノーミスで回収)を4ステージ以上
- 最大HIT数
- A-TYPE 270HIT以上
- B-TYPE 300HIT以上
- C-TYPE 330HIT以上
内容として主に挙げられるのは敵弾の倍増、コンボゲージ時間の延長、ボムボーナスの増加、そして1周目にはない7面、即ち真のラスボス「最終鬼畜兵器 蜂」および同第二形態「火蜂」の存在である。特に「火蜂」は全画面を埋め尽くすほどの敵弾を常時ばら撒く上にボム攻撃中やプレイヤーが死んだ後の無敵時間内は一切ダメージを受け付けない。
キャンペーン特別アレンジバーション
セガサターン版のハイスコアアタックキャンペーンの優勝賞品として1枚だけ生産された非売品の基板であり、タイトル画面の色にちなんで“青版”とも呼ばれている。
通常版との違いは、
- 攻撃パターンの変化、最大弾数増加による難易度上昇。
- 一定時間コンボが途切れなくなり、ヒット数が2倍になるダブルモード。
- 蜂アイテムのボーナスに、その時点でのヒット数が倍率としてかかる。
等となっており、いくつかの要素は『怒首領蜂 大往生』の原型ともなっている。
個人の所有物であるが、まれに一部のゲームセンターに貸し出されることがある。また、同バージョンは2006年12月28日~30日に開催されたイベント「年忘れケイブ祭り」でもプレイできた[2]。
移植版
- オリジナルモードに加えて、前作『首領蜂』を意識したステージ(通称0面)の追加されたサターンモードから選べる仕組みとなっている。
- サターンモードでは1周エンドとなっており、難易度をオリジナルモードより下げられるほか、オリジナルモードでの隠しボスと続けて戦うことができる。
- スタッフロールで井上淳哉の描くイラストが流れるようになる。
- PlayStation版(SPS、1998年9月10日発売)
- シャープ製パソコンX68000本体に同梱されたグラディウスの移植で名を馳せたソフトハウスSPSにより移植、発売された。
- 移植度は高いが、縦置きでプレイした際に機体の選択はオプションのみ、得点アイテムを獲得時の効果音が違うほか(これはセガサターン版と同様)、蜂アイテムを出現した際にヒットが加算されない等の相違点がある。
- 2010年にゲームアーカイブスで配信が開始され、PlayStation Portable・PlayStation 3・PlayStation Vitaでも遊ぶことができる。
- ケイブが発売したアドベンチャーゲーム『インスタントブレイン』におまけとしてアレンジバージョンが収録された。
- アドベンチャーゲーム本編において特定のフラグを全て立てると開放され、遊べるようになる。
- ゲームパッドまたはKinectによるフリーハンド操作が可能である[3]。Kinect対応時は、左右の手のうち、移動操作する方を決めて、ショット切り替えとボムをもう片方の手の位置で行う操作体系がとられている。
- 1周エンドで、こちらに限り火蜂のボムバリアは使用しない。
- その他
ドドンプチ零
『ドドンプチ零』(どどんぷちぜろ)は、2003年にケイブが配信したiアプリであり、「ゲーセン横丁」オリジナル作品にあたる[5]。
同作の開発は、オリジナル版『怒首領蜂』の開発チームが担当しており[6]、当時ケイブで「ゲーセン横丁」配信作品に携わっていた古川守は、「あそこで携帯アプリ用シューティングゲームのエンジンが1つ確立されたので、その意味でも大きな価値のあるタイトルでした」と、ライター・早苗月 ハンバーグ食べ男とのインタビューの中で振り返っている[6]。
- ^ 月刊アルカディア 2010年3月号 48ページ
- ^ “ケイブ、シューティングゲームイベント「年忘れ! ケイブ祭り~冬の陣~」開催。「怒首領蜂 キャンペーン特別アレンジバーション」を設置”. game.watch.impress.co.jp (2006年12月14日). 2020年10月31日閲覧。
- ^ “『インスタント ブレイン』のおまけ要素はKinect対応の『怒首領蜂』【Xbox 360 感謝祭 in AKIBA -秋の祭典-】”. ファミ通.com. KADOKAWA (2011年10月16日). 2020年10月31日閲覧。
- ^ “Mobile:504i専用シューティングゲームサイト「ゲーセン横丁」”. www.itmedia.co.jp. 2020年10月31日閲覧。
- ^ “ケイブ、iアプリオリジナル版のシューティングゲーム”. k-tai.watch.impress.co.jp. 2020年10月31日閲覧。
- ^ a b 古川 守; 関根和人(インタビュアー:早苗月 ハンバーグ食べ男)「携帯電話ゲーム,その約20年間の移り変わりとは。ガラケーのiアプリからスマホのオンラインゲームまで手掛けた開発者に今昔を聞いた」『www.4gamer.net』、2020年8月8日 。2020年10月30日閲覧。
固有名詞の分類
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